2025年29校目は、名古屋経済大学高蔵高等学校!
取材に協力してくれたのはキャプテンの吉田脩玲選手。キャプテンになった経緯や現在のチーム状況を語ってもらいました!
吉田 脩玲
■ポジション:FW、DF
■学年:3年
■身長/体重:181cm/70kg
■前所属チーム:刈谷81FC(愛知)
■見てほしいプレー:ゴール前での駆け引きからのシュート
Q.キャプテンになった経緯を教えてください。
「名経大高蔵は毎年、監督からキャプテンを指名されません。新チームになったタイミングで誰がやるのか選手同士で話し合った際、立候補してキャプテンの仕事をやっています。今このチームのコーチをしている兄の琉聖がOBで、幼い頃から名経大高蔵を見てきました。このチームを一番知っていると思ったのが立候補した理由です」
Q.キャプテンの仕事をしていて意識していることはありますか?
「大事にしているのは人間性です。挨拶や部室を綺麗にすることなど、身の回りのことをしっかりできるよう声掛けを意識しています。入学する前はチャラいイメージをチームに対して持っていて、人間性の部分を気にしないチームだと思っていたのですが、入ってみたらきちんとしていました。応援されるチームになるのが目標なので、キャプテンになってから徹底しています。僕だけでは無理なので、Aチームのみんなに協力してもらっています」
Q.成果は出ていますか?
「昨年は部室があまり綺麗ではなかったのですが、今年は綺麗さを保てています。Aチームの選手が率先して掃除をしてくれているので、Bチームの選手も続いてくれています。そうした取り組みによって危機察知能力や、相手を見る力が養えていると思っています」
Q.名経大高蔵は部員数も多く、全員にそうした意識を浸透させるのは大変そうです。
「部員が3学年で140人もいるので、チームをまとめるのは大変です。分からないことがあれば兄に相談しますし、社会人としての部分で分からないことがあればお母さんに聞いたりもします。2人から『人間にはいろんなタイプがいるから、そんなに気にしなくていい』、『人の目は気にするな』、『チームのことをまず考えろ』など、言ってもらえるのは有難いです」
Q.具体的にはどんな出来事がありましたか?
「どうしても人の目が気になってしまっていたのですが、コーチの兄から言われたのが『キャプテンは、時に嫌われ役になることも大事』だということです。昨年は先輩がほとんど試合に出ていて、新チームになったタイミングで、試合にあまり出てこなかった選手がたくさんAチームに上がってきました。集合する際に走らないし、練習でもだらけていました。あの時はチームが良くなるためには嫌われても良いと思って、きつく指摘しました」
Q.やっていて良かったと思う瞬間と大変だった瞬間はありますか?
「大変なことばかりでやっていて良かったと思える瞬間はまだありません。特に大変だったのは新チームが始まったばかりの頃で、新人戦に間に合うかなと思うぐらいチームがグチャグチャでした。それでも、新人戦で優勝することができ、キャプテンとしてみんなが認めてくれた時は嬉しかったです。キャプテンになったばかりで、まだ認めてもらえていないと感じていた時期だったので余計に嬉しかったです」
Q.最後に選手権への意気込みをお願いします。
「名経大高蔵はまだ一度も選手権で全国の舞台に立ったことがありません。今年のインターハイ予選はベスト16という悔しい結果で終わったので、最後の選手権予選は優勝したいです。兄の代はインターハイで全国に出ながら、選手権予選はベスト16で終わってしまったので、支えてくれた兄と母を全国に連れていきたいです」
【名経大高蔵】『このチームを一番知っていると思った』キャプテンに立候補し、多くの部員をまとめあげる吉田脩玲の心構えとは【キャプテン】
ゆるネタ2025.09.08