2025年35校目は、昨年度の選手権でベスト4入りを果たした、福岡の名門・東福岡高校!
取材に協力してくれたのはキャプテンの齊藤琉稀空選手。キャプテンになった経緯や現在のチーム状況を語ってもらいました!
齊藤 琉稀空
■ポジション:MF
■学年:3年
■身長/体重:174cm/67kg
■前所属チーム:福岡BUDDY FC U-15(福岡)
■見てほしいプレー:ポストプレーなど、前線で起点を作るプレー
Q:キャプテンになった経緯を教えてください。
「自分たちの代はオフザピッチの部分でやらかしが多い代で、平岡監督から言われることも多かったんです。なので、自分は監督から言われたことをまずやって、それが積み重なって監督から信頼を得られたので、自分がキャプテンをやることになりました。この代はちょっと話を聞かない選手が多く、心が未熟だったりもしました。昨年度の選手権が終わって、県の新人戦決勝のタイミングで自分がキャプテンに指名されました」
Q:キャプテンをやった経験はありますか?
「小学校、中学校ともにないです」
Q:まとめることは得意だったのですか?
「まとめることはあまり得意じゃないです。でも、みんなの前に立って何かをやることは好きで、走りでも、練習の飲水後は最初にグラウンドに戻ったり、そこは意識してやっています」
Q:実際にキャプテンに就任してからの苦労はどうでしたか?
「トップをまとめるだけでも大変なんですけど、東福岡はいろんなカテゴリーがあります。Bチームだけではなくて、その下のカテゴリーも気にしないといけません。1回、Bチームが負けて落ち込んでいる時に僕が声をかけられなかったので、コーチから指摘をされたんです。本当にそこからは下のカテゴリーも気にしながら、まとめようと心がけるようになりました」
Q:その中で今季はリーグ戦でなかなか勝てず、インターハイ予選も決勝で敗れました。勝ち切れない時が多かったと思いますが、そこはどのように捉えていますか?
「今年のチームは前線にタレントが多いんですが、怪我人が増えています。下のカテゴリーから上がってきている選手も何人かいるんですけど、クオリティーの部分で出し切れていません。そこは練習で上げていくしかないので、コミュニケーションを増やしつつ、監督から言われたことを実行しながら結果を出せるように取り組んでいます」
Q:夏場はかなり練習をやり込んだと思いますが、めちゃくちゃきつかったのではないですか?
「そうですね。自分の中では正直不安が大きかったです。チームのみんなはどうだったか分からないですが、夏の遠征でもほとんど勝てなかったです。去年は夏の遠征で勝って自信をつけたのに、今年は一度もカップ戦で優勝できなかったんです。残りワンプレーで追い付かれたり、負け癖がついてしまったところもあります。プレミアリーグ再開初戦も思い通りの結果にならなかったのですが、内容は悪くなかったです。今はちょっと自信がつきつつあります。走りのメニューでも、『勝つためなら頑張ろう!』という声が増えてきて、自分の中ではめちゃくちゃ嬉しいです」
Q:選手権、リーグ終盤戦に向けての意気込みを教えてください。
「去年は選手権ベスト4という結果を先輩が残してくれました。自分たちはインターハイ予選決勝で飯塚に負け、県大会優勝を果たせませんでした。リーグ戦も含め、先輩たちが残してくれたものを生かしながら、しっかり準備をしていきたいです」

【東福岡】『先輩たちが残してくれたものを生かしながら...』これまでキャプテン未経験だった齊藤琉稀空が語る名門をまとめる苦悩と覚悟【キャプテン】
ゆるネタ2025.10.21


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