2025年39校目は、日本一の経験を持つ富山県の名門・富山第一高校!
取材に協力してくれたのはキャプテンの木下空選手。キャプテンになった経緯や現在のチーム状況を語ってもらいました!

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木下 空
■ポジション:DF
■学年:3年
■身長/体重:184cm/78kg
■前所属チーム:カターレ富山U-15(富山)
■見てほしいプレー:球際の強さ、競り合い、声出し、キャプテンシー


Q.キャプテンになった経緯を教えてください。
「昨年の先輩たちが引退し、12月の終わりぐらいに新チームが始動しました。そのタイミングで、キャプテンと副キャプテンは誰が良いかを1、2年生で話し合い選ばれました。1年生の時から学年代表をやっていたので、選ばれるだろうなとは思っていました。真面目な性格を見て選んでもらえた気がします」

Q.キャプテンになってから意識していることはありますか?
「今までも自分がしっかりしなければ勝てないと思っていましたが、より一層チームが勝つためにはどうすれば良いかを考えるようになりました。周りをよく見るようになり、自分が今何をすべきか、チームにどんな声が必要なのかを考えるようになりました」

Q.目配り気配りが重要ですね。
「目配りはできているのですが、気配りは難しいです。サッカーになるときつい性格になってしまい、強く言いすぎてしまうことがあります。みんなには『プレー中と普段が違いすぎる』と言われているので自分の感情を抑えながら、ちゃんとやるべきことをやろうと意識しています」

Q.大変さを感じることはありますか?
「大変なのはチームがまとまらない時や負けた後です。全員のメンタルが一つにまとまらない一方で、雰囲気が悪くても次の試合はやってくるので、その中でもみんなにやる気を出させるのが難しいです。特にインターハイ前の7月は自分が怪我をしたので大変でした。リーグ戦で引き分けが続き、あまり流れが良くなかったです」

Q.どのようにチームを良くしようとしたのですか?
「『ムードを作ってほしい』と監督に言われたので、試合に出られるコンディションではなかったのですが、ベンチに入れてもらいました。出られない悔しさや『俺ならこうするのに』と思うこともありましたが、やるべきことはしっかりチームを鼓舞することだと思っていたので頑張りました」

Q.やっていて良かったと思ったことはありますか?
「インターハイ予選の決勝ですね。0-2で残り5分を迎えたため、あきらめムードが漂い下を向いている選手が多かったのですが、ここで自分が折れたら終わりだと思って、しっかり声を掛け続けました。結果的に逆転できて、試合後には『お前があそこで言ってくれなかったら諦めていたかもしれない』と言ってくれる人がいました。自分がやったことを評価してもらえて、凄くやりがいを感じました」

Q.最後に選手権への意気込みをお願いします。
「選手権はまず県予選で絶対に優勝して、自分たちが掲げてきた奪還という目標を達成したいです。全国では一つでも上に行けるように1試合1試合みんなで戦っていきたいです」

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