<質問>
遠藤保仁選手が「PKはメンタル」と言っていましたが、毎日のようにPKを練習すれば公式戦のPK戦でも緊張せず決めることができるという意味なのでしょうか。

<回答>
私たちは、PKの練習をしても、メンタル面は強くならないと考えています。
なぜなら、練習でやるPKの練習と試合でのPKでは、何が違うと思いますか?
身体的・技術・体力的には、やることは同じなのですが、試合ではここで負けられないなどのプレッシャーや緊張感が襲ってきます。

そこで、このプレッシャーや緊張感を「楽しめる」「わくわくする」考え方があるとその成功率は高まると思います。このように「楽しめ」などというのは簡単なのですが、実際の場面で「楽しめる」かというと難しいと思います。

そこで、私たちは、毎日の練習や生活の中で「メンタルトレーニング」を実施し、プレッシャーや緊張感を「楽しめる」「わくわくする」考え方ができるようにする「強化・準備・トレーニング」をするのです。ぜひ、メンタル面強化のトレーニングを導入し、心技体のバランスの取れた毎日のトレーニングを実施してほしいと思います。

PKは、自信(プラス思考)だけでなく集中力も必要です。そこで、メンタルトレーニングに含まれる、自信を高めるプラス思考になるトレーニングや集中力を高めるためのトレーニングも実施してほしいと思います。いつも実施しているPKの技術面(キック)の練習のみならずPKのプレッシャーや緊張感をうまくコントロールできるようにするようにしましょう。