作陽高校サッカー部の寮生は、どんな1日を過ごしているのか?取材協力してくれたのは、作陽高校サッカー部・中西樹大(なかにしじゅた)選手です。 (文・尾原千明)
■中西 樹大
■ポジション:MF
■学年:2年
■身長/体重:183センチ/73キロ
■見てほしいプレー:ボランチでの守備やヘディング
◇中西選手の一日のスケジュール
06:30~06:50 着替え・朝食
06:50~07:15 支度
07:15~08:00 朝練
08:00~08:40 登校・ショートホームルーム
08:40~12:30 授業
12:30~13:20 昼食・休憩
13:20~16:30 授業
16:30~19:00 全体練習
19:00~20:00 自主練・移動
20:00~21:00 夕食
21:00~21:30 入浴
21:30~23:00 宿題、リラックスタイム
23:00~06:30 睡眠
岡山県北の地・津山市にある作陽高校は、吉井川を見下ろす高台にあり、豊かな自然に恵まれています。男子サッカー部は全国大会の常連で、青山敏弘(サンフレッチェ広島)をはじめJリーグ選手となった卒業生は14名にのぼります。現在、校内にある寮では、男子サッカー部の部員155人のうち、約100人が柔道部員、バスケット部員らとともに生活をしています。
朝の練習は火・木曜は体育館で、水・金曜は校内のグラウンドで行い、リフティングやドリブルなど個人練習がメイン。夕方の全体練習は市内に点在する人工芝のコートに移動してゲームなどを行なっています。学校長であり、サッカー部監督を務める野村雅之監督が考案した「サッカー鬼ごっこ(狭いスペースのなかで、鬼の裏をつく)」は試合の後や気分転換にも行われていました。
奈良県出身の中西君は特別進学コースの2年。進学コースの生徒は15時半に授業を終えますが、中西君は7時間の授業を受け、16時半に授業を終えると急いで寮に戻って着替え、練習場まで自転車で行くそうです。寮は基本が3人部屋ですが、中西君は2人部屋。入浴後は部屋で宿題を済ませ、そのあとはリラックスタイム。「この寮の自慢は、みんな仲が良いことです。時間のあるときは部屋を行き来して、おしゃべりしています」と中西君。恋愛の話もしているそうです!消灯は23時ですが、その後勉強している生徒も多く、勉強とスポーツを両立させる作陽高校らしさを感じました。
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