親元から離れて寮生活をしている全国の高校サッカー部員たちは、どのような一日を過ごしているのでしょうか。
今回、取材に協力してくれたのは、神戸弘陵学園高校サッカー部の北藤朔選手の寮生活に迫りました！
北藤 朔
■ポジション：MF
■学年：2年
■身長/体重：173cm/62kg
■前所属チーム：セレッソ大阪和歌山U-15（和歌山）
■見てほしいプレー：ドリブル
北藤選手の取材日のスケジュール
7:00 朝食
7:30 点呼・朝食
8:40 寮から学校に移動
8:45～15：20 授業
15:45～18:00 練習
18:00～18:30 自主練
19:00 夕食
19:30 夕食・清掃・学習・自由時間
21:45 点呼
22:30 就寝
■北藤選手の寮生活
元日本代表の江坂任選手の母校として知られ、近年はコンスタントにJリーガーを輩出するのが兵庫県の神戸弘陵学園高校。プロ入りや全国大会への出場を目指して、県内の有力選手だけでなく、県外からも多くの選手が入学してくるのが特徴です。彼らが野球部やバレー部の選手と共に生活をしているのが運動部の寮で、今年の4月にリニューアルしたばかり。入ってすぐの所にある共有スペースには大型テレビと共にヨギボーが置かれており、勉強にサッカーと毎日を忙しく過ごす選手たちの憩いの場となっています。
アスリートが快適に過ごせるよう設計されているのが寮の特徴で、1階には疲労回復にもってこいな酸素カプセルが設置してあります。各フロアに複数の洗濯機が置かれているほか、洗った洗濯物を少しでも早く乾かせるようドライルームもあります。できたばかりとあって大浴場やトイレが綺麗なのも生徒にとって嬉しいポイントです。
北藤「寮が綺麗になって嬉しいです。以前よりも寮に入れる選手が増えたので、色んな選手とコミュニケーションがとれるのも良いです」
何よりの利点が校内に寮があること。中学時代、北藤選手はサッカーをするため大阪から和歌山まで通っていました。練習が終わって帰宅するのは23時過ぎ。そこからお風呂に入って晩ご飯を食べると、布団に入るのは24時半ごろでした。
北藤「今は勉強、サッカー、日常生活の全てが学校内で済むため、生活習慣が良くなりました」
練習後も時間を気にせず済むため、チームメイトと自主練で1対1やクロス練習を繰り返すのが日課となっています。
充実した毎日を過ごす北藤選手は着実に成長しています。2年生ながらスタメンの座を掴んだ昨年と比べて、今年は試合での存在感が増しており、今年は攻撃の要として活躍が期待されています。
北藤「弘陵は新人戦、インターハイ、選手権の3冠を一度も達成していません。自分たちの代で新たな歴史を作って、全国でも良い結果が残せるよう頑張りたいです」
意気込む北藤選手の活躍に注目です。
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