2024年29校目は高円宮杯U-18プリンスリーグ関西1部に所属する大阪の強豪・興國高校!
取材に協力してくれたのはキャプテン・的羽航人選手。現在のチーム状況や選手権への意気込みを語ってもらいました!

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的羽 航人
■ポジション:DF
■学年:3年
■身長/体重:181cm/75kg
■前所属チーム:セレッソ大阪和歌山U-15(和歌山)
■自分の見てほしいプレー:守備の対人


Q.キャプテンになった経緯を教えてください。
「新チームになった当初はキャプテンが決まらない状態が続きましたが、2月のスペイン遠征が終わったタイミングで、六車拓也監督に指名してもらいました。理由は聞いていませんが、キャプテンが決まらない中でもチームをまとめようと意識していたので、そうしたところを見てもらえていたのかなと思います」

Q.自分がチームをまとめなければと思っていたのでしょうか?
「2年生の時点でトップチームにいた選手は僕を含めて数人ほどでした。トップチームで教わってきたことを発信できる立場だったので、今年のチームを率先してまとめていこうと思っていました。キャプテンはチームにとって良い方向にも悪い方向にも影響を与える立場です。先輩たちの姿を見て、自分もチームに良い影響を与えられる存在になりたいと思って、行動していました」

Q.過去2年のキャプテンからはどんなことを学んだのでしょうか?
「一昨年の宇田光史朗君(高知ユナイテッドSC)は人間的にも凄く自立している選手でした。チームのことを見ながら、自らもパーフェクトな選手で、プレーでチームを引っ張れる選手だったのでみんなから慕われていました。キャプテンとしての振る舞いも、他のカテゴリーの選手からも"この人ならキャプテンを任せられる"と思える人で、学ぶことが多かったです。昨年の小林嘉人君(中京大)は一個上だったので関わりやすかったです。とても熱い選手で、チームが良くない状況でも熱量を持って、チームに接していました。そうした部分に周りが感化されてやる気が出ていました。キャプテンとしての熱さを学びました」

Q.キャプテンになってから意識していることを教えてください。
「キャプテンは、自分のプレーの調子は関係なく、常にチームにとって良い影響を与えなければいけません。それに、上の立場になるとチームの良い部分だけでなく、良くない部分も見えてきます。悪いことがあれば、僕が中心となって良くしようとしてきました。新チームを立ち上げた当初は問題も少しあったので、一人一人と接しながら、少しでもチームを良い方向に持って行けるよう行動してきました」

Q.興國高校は300人近い部員がいますが、まとめる大変さはありますか?
「個性的というかパワーを持った選手が多いのですが、私生活を強制しすぎてもいけません。その人自身が成長するためにも、関わりすぎるのは良くないと思ったので、良くない行動があっても、自分がチームに対して良い行動をして、その姿を見てもらおうと考えています。1年生に対しても、模範になれるような行動をしようとしています」

Q.キャプテンとしての難しさを感じることはありますか?
「チームも自分も調子が良くない試合で、全員を奮い立たせる難しさは感じています。下向きになっているチームを試合中に立て直すのは簡単ではないとこの夏に感じました。これから始まる選手権予選に向けて自分が難しい状況でも、チームに良い還元ができる選手になれるように頑張っていきたいです」

Q.やっていて良かったと思う瞬間はありますか?
「興國でキャプテンをやっていることを知って、身近な人たちが喜んでくれる時はやっていて良かったと思えます。インターハイ予選の準決勝でも親の知り合いが、僕がキャプテンをやっているなら試合を見てみようと、会場まで足を運んでくれました。そうして試合を見に来てくれる人が多くいて、僕がキャプテンをやっていることをきっかけに興國のサッカーを見てもらえたのは嬉しかったです」

Q.これからの意気込みを教えてください。
「インターハイでは全国大会を初めて経験した選手が多く、難しさを感じました。まずは選手権でも大阪で勝って全国に行くことが大事ですが、全国に行ってからも自分が中心となっていつも通りのプレーができるよう頑張っていきたいです。普段通りのプレーができれば絶対に勝てるチームだと思うので、そこをどう引き出せるか、イメージして取り組んでいます」


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