どんなところにこのチームの良さを感じたのか。数あるチームの中から絞り込み、この高校を選んだ理由は必ずあるはず！
今回は千葉の名門・市立船橋高校サッカー部の岡部タリクカナイ颯斗選手にこのチームを選んだ理由を聞きました！


岡部 タリクカナイ颯斗
■ポジション：DF
■学年：2年(新3年)
■身長/体重：184cm/77kg
■前所属チーム：柏レイソル U-15（千葉）
■自分の見てほしいプレー：フィジカルを生かしたプレー


Q:市立船橋高校を選んだ理由を教えてください。
「自分は柏レイソルのU-15チームにいたのですが、U-18チームに昇格できませんでした。そのタイミングで進路を考えていたら、市立船橋から声をかけてもらったんです。市立船橋は子供の頃から知っていて、憧れていたチームでもありました。伝統もあってプレミアリーグでも戦っています。そういうチームでレイソルを倒したいという目標もあって、市立船橋を選びました。また、U-15チームで監督だった永井俊太さんの存在も大きかったんです。市立船橋のOBでもあるので、『練習会に参加してみたら？』と言ってもらえました。そこで自分に足りていないフィジカルを磨けると感じましたし、ピッチ外でも成長できると思ったので選んだ理由の一つになりましたね」

Q:実際に入学してみてからはどうでしたか？
「中学時代からは考えられないぐらい強くなったし、フィジカルも自分の武器と言えるぐらいに逞しくなりました。私生活の面でもスタッフから厳しく言われて、きちんとできるようになってきました。親や学校の先生からも生活習慣が変わったと言われるので、そこは変わったのかなと思います。今までは自分のことを優先していたのですが、考え方も変わりました。まずはチームのために頑張る、そこの部分は今まで足りていなかったので、市立船橋に来て磨けていると感じます」

Q:昨年は大きな転機がありました。選手権が開幕する1ヶ月前にFWからCBに転向しました。そこもサッカー人生を考えると、大きな変化だったのではないでしょうか？
「ずっとFWで勝負をしてきて、これからもストライカーとして生きていきたいという気持ちはありました。ただ自分のサイズを考えた時に、後ろで勝負することになったんです。最初は『なんでCBになったんだ』という気持ちもあリ、不安があったのですが、まずはチームの勝利が最優先です。プロになるならCBというスタッフからの助言も大きかったです。サイズがあるFWはたくさんいると思うのですが、『サイズもあって足元もあって対人プレーも強ければプロに近づける』と言ってもらったので、やらないといけないという気持ちになりましたね」

Q:選手権では2試合に先発出場し、準決勝も終盤からピッチに立ちました。ただ、その準決勝ではPK戦で敗退してしまいました。あの経験はどのように受け止めていますか？
「あの舞台に連れてきてくれた3年生に感謝をしています。ただ、あの舞台で負けてしまった経験があるので選手権に対する想いは誰よりも強いです。インターハイやプレミアリーグもありますけど、常に選手権で優勝することを目指して、国立での勝利を目指して、昨年よりも2倍、3倍の意識で戦っていきたいです」