そのチームの命運を握る重要人物に話を聞く『○○の誓い』。
今回は、選手権愛知県代表の名古屋高校でDFラインを統率する足立遼馬選手に話を聞きました!

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足立 遼馬
■ポジション:DF
■学年:3年
■身長/体重:179cm/71kg
■前所属チーム:名古屋FC EAST(愛知)
■見てほしいプレー:「センターバックとしては身長がない方なんですけど、自分の武器である空中戦では負けたくない。というか、負けない自信はあります。チェルシーのチアゴ・シルバはサッカーIQという部分で目指している選手です。自分たちは失点やチャンスを決められなかった時にチームの雰囲気が悪くなったりするので、そういうところでのチームへの声かけをするためにも、試合の状況を読むことは意識しているところですね」

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「自分の役割の大きなところにDFラインの統率があります。サッカーにおいてチームをコンパクトに保つのは、どのチームでも必要なところで、ラインを上げたり、下げたり、そういうところが自分のチームの中での役割としています。チームのコンセプトとして前から攻撃的な守備ということがあるので、前線から積極的にボールを奪いに行くんですが、やっぱり前から行くってことは後ろにリスクが伴う。そこのリスク管理であったりとか、カウンターを受けないようなことを考えています。自分はそこをサイドバックのカバーや、もうひとりのセンターバックのカバーであったりで特に意識していますね。

今年はまず新人戦で初戦敗退、その時は点が入らなくて負けてしまったんですけど、そこで自分も含めてチームに焦りが出てしまって。インターハイの時も1点ビハインドで退場者も出て、10人の中で勝ちきるっていう部分でも焦りが出てしまって。そういう部分を1年かけて、焦らず自分たちのプレーを90分、80分通してやるようにできたというのは、チーム全体としても成長した部分ではあったと思います。自分もその中で、セットプレーの時など時間がある時にどう思ったとか、どういう感じで動きたかったか、ということをは話すようにしています。2年次の時には先輩や周りに助けられた部分が多くて、今は自分がチームの主軸、精神的なリーダーとしてどんな状況であってもチームのために行動することを、1年間自分に課してやってきました。

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全国ではまず、1年間かけて自分たちが頑張って積み上げてきたものを表現したいというのはあるんですけど、相手ありきのスポーツなので、相手の特徴となっている選手であったりとかを個人だけじゃなく、チームで、複数人でカバーしていきたいと思います。高校に入る時から"選手権"に出て勝ち上がりたい、というのが夢だったので、そういった面では夢は1つ叶ったんですけど、ここからが大事。一生の思い出になるような大会にしたいですし、1回戦負けはしたくない。全国の強豪校と練習試合をしてみても個の能力の違いは特に感じるところで、全国区のチームのFWは1つや2つ、自分の秀でているものを持っています。体の強さであったり、スピードであったり、強豪校との試合では毎回それを感じるので、今年はフィジカル、筋トレの部分は量を増やし、回数を増やしてきました。僕は初出場で誰も全国の舞台は踏んでないので、大会がどういう雰囲気かはわかりませんし、スタジアムで試合をやるのも3年間で初めて。なのでやっぱり緊張もあるんですけど、今すでにもう、ワクワクはしてます(笑)。もしかするとみんなは緊張でガチガチになってしまうかもしれないので(笑)、そうなったらいつもどおりに接するようにして、特別なことはせずに行きたいと思います。

今回の選手権にあたってチームで掲げている目標はベスト16です。でも1回戦から強い相手との試合なので、目標を達成するためにあと半月かけて成長していきたいと思います」







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