今回、取材に協力してくれたのは、全国大会の常連でもある塩釜FCユース(宮城県)の浅田郁将、千葉銀次郎、山田知哉、長南拓海選手の高3カルテット!

・なんで部活じゃなくて塩釜FCを選んだの?
・塩釜あるある「グランドにヤギやタヌキ、〇〇が出る(笑)」
まず平日のスケジュールは4人ともこんな感じ。
◇平日の練習日
06:00~07:00 起床
07:00~08:00 朝食、準備
09:00~16:00 学校
16:00~18:00 帰宅、練習場へ移動
18:00~21:00 練習
21:00~23:00 帰宅、夕食、勉強、風呂
23:00~06:00 睡眠
ごくごく普通の高校生と同じで、4人はそれぞれ別の高校に通学し、放課後に家へ帰ってから塩釜FCの練習グランド(自前ピッチ2面!)に行くそうだ。練習時間がちょっと遅い以外は、部活のみんなときっと同じようなスケジュールだろう。
さて、ここからが面白いところ。塩釜FCがちょっと違うのは土日のスケジュールだ。結論からいうと、めちゃくちゃハード! なんと練習だけの日でも9時間やるらしい!!
◇土日の練習日
06:00~07:00 起床
07:00~08:00 朝食、準備
08:00~08:50 練習場へ移動
09:00~19:00 練習 ※昼食1時間
19:00~23:00 帰宅、夕食、勉強、風呂
23:00~06:00 睡眠

さらに、選手たちによると、この9時間の練習は密度がかなり濃いそうだ。「ずっと動き回っています」と不敵な笑み(苦笑?)を浮かべていたぞ!
それにしても何でこんなに長~く練習するんだろう?その理由を小野寺陽人監督に聞いてみた。
「厳しい言い方だけど、うちのクラブに来てる子のほとんどは、Jクラブのアカデミーとか県トレにも入れなかったレベルの選手たち。その子たちが高校の3年間で成長して、全国レベルに追いついて、戦えるようになるには、練習の質も大事だけど、絶対に、間違いなく量も必要なんです。
精神論とか言われるかもしれないけど、試合の厳しい場面で"俺たちはあれだけの練習をしてきたんだから負けない"って思える心の支えを作ってあげたいんです。だからうちはけっこう理不尽な練習もしますよ(笑)。
でも、その精神力は、仮にサッカーを辞めたとしても、彼らの人生にきっと役に立ってくる。サッカーがうまいだけじゃない、強い心をもった人間を育てたいんです」
深イイ!
長~い練習時間の裏側には、長年にわたって塩釜FCが全国屈指の強豪クラブであり続ける理由が隠されていた!
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