『キャプテンはつらいよ!?』のコーナーでは、サッカー部のキャプテンになってよかったことや、大変だったことなど、キャプテンの本音に迫る。今回は、東海学園高校サッカー部(愛知県)の森悠太キャプテンに話を聞いたぞ!

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森 悠太
■ポジション:FW
■学年:3年
■身長/体重:182㎝/74㎏
■出身チーム:ホペイロ刈谷(愛知県)
■自分の見てほしいプレー:「前線でキープすることですね。もともとはセンターバックだったんですけど、高校になって色んなポジションをやるようになって、今はFWになりました。センターバックよりも楽しいです。前線ならどこでもいいからやりたかったので。後ろだと長いボールを蹴るのが仕事みたいな感じでしたが、前でシュートを打つ仕事がしたかったんです」

Q:どのような経緯でキャプテンに選ばれたのですか?
「2年生の終わりごろに、監督から『キャプテンになるのは誰かわからないけど、自分がなるかもしれないからな』という話があって。今もうまくまとめられてはいないかもしれないですけど、副キャプテンたちのサポートもあって、うまくやっています。自分はそんなに積極的に話す方ではないので、まとめられるかは心配だったんですけど。副キャプテンと協力してやれているという感じですね」

Q:キャプテン経験はあったのですか?
「いや、なかったです。1年生の時に神藤とかはインハイとかに出場していて、その時の僕はケガもあって試合に出ていませんでした。キャプテンは経験が多い人を選ぶと聞いていたので、僕はないだろうと思ってたんですけどね。でも、指名されたからにはやるしかないです」

Q:キャプテンとして見てきた今年の自分とチームは?
「キャプテンになった当初よりかは声も出せるようになりましたし、プレーで引っ張っていくという感じでもまとめることはできるようになってきたとは思います。チームについては、初めは足下の技術も全然なくて、基礎練習を毎日コツコツやってきたことで選手間の関係も深めてきました。みんなでワイワイ遊んだりしたりしてコミュニケーションをとったりもして、チーム全体としてのまとまりを持って成長してきたところはあります。今は足下の技術がある選手が増えたので、闘いや競い合いも増えてきました。みんなスタメンになりたいと思っていますし、バチバチと毎日やり合っています」

Q:今年のチームの特徴は?
「ボールを大事にして、パスも正確に足下に出して。ボールを回しながら前線に行った時には縦パスをどんどん入れてチャンスを増やしていく感じですね。僕はあまりスピードがある方ではないので、ボールをキープするというのが主な役割ですけど、そこで起点になればボランチやサイドハーフがどんどん来てくれるので、攻撃ではサポート役も意識しています」

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Q:周囲を使いながらも、得点を狙う感じですか。
「だいたいが僕がボールをキープして、毎回サポートに来てもらうという感じです。そこでサイドに振ってゴール前に入っていけば、ラストパスも来るのでそれを決めるというのも僕の仕事です」

Q:今年のチームはどこかで大きく変わったりもしたのですか?
「体力がなくて、連続した動きができなかったんです。でも、夏の走り込みのおかげで1対1の球際も含めて走れるようになって、身体の強さも出てきました。朝練や筋力トレーニングもやって身体作りをしてきましたから、そこでも自分たちは強く慣れたと思います」

Q:鶴田道弘監督はどんな監督ですか?
「一人ひとり、ポジションごとに役割があって、でもそれをやろうとしても上手くいかない時があります。それを自分たちで考えてやるんですが、ボールの受け方やタイミングとかをしっかり教えてもくれます。プレー面での指導が本当に多いです」

Q:ここから冬の選手権に向けて戦いが本格化しますが、改善点や修正点はどこですか。
「技術をもっと高めていきたいですし、今できる最大限のプレーを出せるようにして選手権には臨みたいです。(鶴田大登から『悠太の得点力もな』と一言)。全体的に決定力が足りていないので、そこも高めていきたいです(笑)」

Q:3年生の選手権はやはり特別なものですよね。
「3年生、最後の大会で自分の良いプレーを前面に押し出して、全国で優勝できるように、1戦1戦しっかり戦っていきたいと思います」

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