2025年43校目は、全国高校サッカー選手権広島県大会を3年ぶりに制覇し、18回目の全国出場を決めた広島皆実高校!
取材に協力してくれたのはキャプテンの野村陸路選手。キャプテンになった経緯や現在のチーム状況を語ってもらいました!

野村 陸路
■ポジション:FW
■学年:3年
■身長/体重:170cm/67g
■前所属チーム:サンフレッチェ広島F.Cジュニアユース(広島)
■見てほしいプレー:ボールを持った時のアイデア、見ている人をワクワクさせるプレー
Q.キャプテンになった経緯を教えてください。
「スタッフたちからやってみないか?と言われたのがきっかけです。小学生の頃にもキャプテンをやっていて、キャプテンはどんな役割か分かっていました。2年生の時もチームの中心でしたし、責任がより重くなるキャプテンの大変さも分かっていました。それでも自分がプレーで魅せるだけでなく、ピッチ内外でチームを引っ張りたかったので引き受けました」
Q.実際にやってみて大変でしたか?
「いざキャプテンになってみると、部員が多く、みんなの意見をまとめるのが難しかったです。それに自分の意見だけでなく周りの意見に目を向けるのも大変でした。ただ、チームのみんなが付いてきてくれているので上手くやれているのかなと思います。それに、ピッチの内外で3年生を中心にみんなが積極的に頑張ってくれているので助けられています」
Q.引き受けたからにはチームを全国大会に導かないといけません。
「3年間通して全国大会に行けていないプレッシャーもありましたし、2年生から10番を背負わせてもらったにも関わらず、全国大会に連れて行けていない悔しさもありました。今年はキャプテンと10番を任された一方で、新チームが始まってもずっと結果が出なくて......。あの頃はチームのことを考えないといけないのですが、個人としても結果を出せていなかったので、自分自身のことだけで精一杯になっていました。そうした中で、インターハイにも行けなかったので、選手権予選の初戦の笛が鳴った時にはやるしかないと思いました」
Q.今年は監督が変わり新体制になった年でもあります。
「春に上田貴典監督になり、やり方が変わったので最初は難しさもあったのですが、遠征や試合を重ねるうちに監督がやりたいサッカーが分かるようになっていきました。練習で監督がやりたいことを言ってくれましたし、自分たちもただ聞くだけでなく、『こうしたい』と意見したことに対して耳を傾けてくださったのは大きかったです。おかげで選手権予選は監督のやりたいサッカーができたと思っています」
Q.実際に試合を見ていても面白いサッカーをしていると感じました。
「1、2年生の時の小熊和人監督からはムービングフットボールを教えてもらいました。そうした攻撃面はこれからも代々受け継がれてほしいと思っています。今の上田監督になってからは守備面やプレー強度といった基礎の部分だけでなく、可変システムを教わりました。高校に入ってから2人の監督に出会えて、本当に良かったです」
Q.キャプテンをやっていて良かったと思える瞬間は?
「良かったと思える瞬間はまだないので、最後の全国大会では『自分がここまで連れてくることができた』と思えるような良い結果を残したいです。選手権で広島皆実は7大会連続で初戦敗退という悔しい結果が続いているので、まずは初戦を突破してどんどん勝ち上がっていきたいです。全国の人たちに強い広島皆実が戻ったと思わせることができたら、キャプテンをやっていて良かったと思える気がします」


【広島皆実】『まずは初戦突破して、どんどん勝ち上がりたい』背番号10を背負うキャプテン・野村陸路の全国への意気込み【キャプテン】
ゆるネタ2025.12.17


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