2025年42校目は、5大会ぶりに愛媛県代表として全国高校サッカー選手権に出場を決めた新田高校！
取材に協力してくれたのはキャプテンの石橋凛選手。キャプテンになった経緯や現在のチーム状況、選手権への意気込みを語ってもらいました！


石橋 凜
■ポジション：DF
■学年：3年
■身長/体重：174cm/66kg
■前所属チーム：ルセーロ京都（京都）
■見てほしいプレー：危機察知、ゴール前でのシュートブロック、冷静な繋ぎ


Q.キャプテンになった経緯を教えてください。
「1年生の時に5人の学年リーダーを決めたのですが、その中でも自分が先頭に立ってチームを引っ張ってきました。3年生のタイミングで先生から『キャプテンをやってほしい』と頼まれ、自分自身もチームを引っ張りたい気持ちがあったので引き受けました」

Q.なぜチームを引っ張りたかったのでしょうか？
「小中学生の頃は付いていく立場だったので、自ら前に立つ気持ちを持ちたいと思っていました。それに今年のチームは自分からやるというタイプの人があまりいないので、自分が引っ張っていくしかないとも思っていました」

Q.キャプテンになってから意識してきたことを教えてください。
「練習では自分から声をかけたり、上手くいっていない時に選手を集めて話をするようにしています。部員が100人を超えているので、ピッチ外では全員とコミュニケーションを取るのは難しいのですが、1年生の顔と名前をできるだけ覚えて自分から話しかけようと心がけています。先輩、後輩関係なく仲の良い関係を作りたいと思って意識してきました」

Q.大変さを感じることはありますか？
「キャプテンになった当初は上手くいかないことも多かったです。一人で全てをやろうとし過ぎていました。気負い過ぎたせいで、メンタルが沈む時期があったのですが、先生と話し合った結果、『役割を分けてみたらどう？』と言ってもらえたのは大きかったです。自分がチームキャプテンという立場ですが、そこにゲームキャプテンを作ったり、ウォーミングアップのリーダーを作ったり、細かく役割を決めてからは負担が減って、みんなにも頼れるようになりました。その辺りから1年生との関係もできてきました」

Q.そうした取り組みの甲斐あって、5年ぶりに選手権の県大会で優勝できました。
「昨年から選手権予選を経験している選手がたくさん試合に出ていて、予選決勝で負けた悔しさを晴らしたい気持ちが強かったです。それにみんな全国大会に出たくて新田高校に入ってきており、選手権は高校最後の大会だったので、勝ちたい気持ちは強かったです」

Q.手応えはつかめましたか？
「1個上の代から、スペイン流の『自陣からパスを繋いで崩すサッカー』に取り組んできました。自分たちの代は3年間の積み上げを感じていますが、予選決勝で新田のフットボールができていたかと言えば、完璧だったとは言えません。ただ、全国に出るという目標もあったので勝てたのは大きかったです。全国に出て、積み上げてきた新田のフットボールをすれば、全国に名前が知れ渡ると思います。愛媛の人たちだけでなく、全国の人に『愛媛にもこういうチームがあるんだ』と知ってもらうためにも、勝ちを意識していました」

Q.最後に、全国への意気込みをお願いします。
「自分たちが入学した時、先生も期待してくれていて『全国でベスト8を目標に頑張ろう』と言ってくれました。自分たちも全国ベスト8を目標に3年間頑張ってきたので、新田のフットボールを発揮して目標を達成したいです」