2024年41校目は、17年ぶり2回目の選手権出場を決めた福井商業高校!
取材に協力してくれたのはキャプテンの谷田月波津輝選手。キャプテンになった経緯や現在のチーム状況、選手権への意気込みを語ってもらいました!
谷田月 波津輝
■ポジション:DF
■学年:3年
■身長/体重:170cm/62kg
■前所属チーム:坂井フェニックス丸岡ジュニアユース(福井)
■自分の見てほしいプレー:チームのバランスを取る動き、ゲームコントロール
Q.キャプテンになった経緯を教えてください。
「年明けに行なった練習で監督からキャプテンに指名されました。監督から理由は聞いていないのですが、1年生からトップチームでプレーさせてもらう中、声で味方を動かそうと意識してきました。そうしたチームをまとめる働きを評価してもらい、選ばれたと思っています」
Q.自分がキャプテンになると思っていましたか?
「監督には、2年生の時から『チームを引っ張っていけ』と言われていました。3年生に頼りきりにならずに自分がチームをまとめていく意識はあったので、自分たちの代ではキャプテンになりたいと思っていました」
Q.これまでキャプテンの経験はありますか?
「小学校の頃はキャプテン、中学では副キャプテンをやっていたのですが、高校では全くやることが違いました。これまではプレー中の声がメインで、チームメイトに指示をすれば良いと思っていたのですが、高校でキャプテンをやるにはそれだけではいけません。声を出すだけではダメだと思います。最初はチームを全くまとめることができず、怒られていました」
Q.どんなところが難しかったのでしょうか?
「監督に言われたのは『自分がどうしたいか考えがない。受けた指示をそのままチームメイトに伝えているだけ』ということでした。その言葉が自分の中に凄く刺さり、自分の弱い部分だと思いました。そこから少しずつ、まずどんなチームにしたいか考えるようになりましたし、勝つために何ができるかもしっかり考えました。少しずつ実行できるようになってから、キャプテンとして成長できた気がします」
Q.キャプテンをやっていて良かったと思える瞬間を教えてください。
「選手権出場を決めた瞬間はとても嬉しかったです。一生忘れられない思い出になりました。自分自身もこの1年間苦労してきて、思っていることがなかなかチームに伝えられませんでした。自分とチームで想いの差がありましたが伝え続けた結果、段々チームのみんなが付いてきてくれるようになって、選手権予選で優勝できたので、キャプテンを頑張ってきて良かったと思えました。苦しい期間を乗り越えたことが優勝に繋がって良かったです」
Q.最後に選手権への意気込みをお願いします。
「初戦で大津と対戦するのはポジティブに捉えています。自分自身、小学生の頃から全国大会に行ったことがなく、今回が初めてですし、チーム自体も17年ぶりです。そこで日本トップレベルのチームと対戦できるのは凄く楽しみです。自分たちがどれだけできるか試したいし、勝って日本中をびっくりさせたいと思います。しっかり守りながらも1年間やってきた攻撃的なサッカーを全国で見せたいです」
【福井商業】『最初はチームを全くまとめることができず、怒られていました』キャプテン・谷田月波津が苦悩の日々を乗り越え、17年ぶりの全国の舞台へ【キャプテン】
ゆるネタ2024.12.17