街クラブの雄・三菱養和SCユースを率いる増子亘彦監督に、三菱養和SCユースについての話を伺ったぞ!

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Q:三菱養和の目指しているサッカーはどのようなサッカーでしょうか?
「自分が監督にやるにあたって、強豪チームと対戦することが多いのでどうしても受け身になってしまいがちになる試合展開が多いが、Jのチームでも高校のチームでも、どことやるときも、自分たちからアグレッシブに攻守にわたってやれるようなスタイルで取り組んでいます。時には引いて守るという展開になってしまうのは、しょうがないかもしれないけど、私はどちらかというと、どんなに強いチームであろうと『五分にやろうよ』と選手には言っています」

Q:今年の三菱養和SCユースの強みは?
「今年の代は割と厳しい代で、でも最近がんばって勝ち点を取ることができているのは、勤勉に一人一人がさぼらずに自分の役割をしっかりやって、チームとして組織的に戦えていることだと思います。FWに中村敬斗(U-17日本代表)がいますけど、彼一人でサッカーができるわけではないですから」

Q:三菱養和はジュニアからあると思いますが、育成面でジュニアからユースまで一貫して伝えていることはありますか?
「特別にはないですが、その年代に必要なサッカーの技術的な部分もそうですけど、特にパーソナリティーの部分ですね。今のユースにいる選手たちは、大体半分くらいはジュニアからやっている選手ですし、そういった意味ではユースになって初めて選手を集めているわけではないし、私も小さい頃から知っているし、それこそ親御さんも知っているし、そういう子たちがずっとやってきているという強みはあると思いますね」

Q:セレクション等で選手のどのようなところを見ていますか?
「個性がしっかりある選手です。ウチに来る選手って三拍子揃ってはいないと思うんですよね。Jの下部組織に入る子たちよりも少し欠けている部分はあると思うけど、一つ何か自分の特長があって、といったところを見ていますね。色々な個性がある選手を育ててピッチに立てば戦えるわけですから。今は平均的に上手い選手は多いですけど、足が速かったり、背が大きかったり、体が小さくてもすごいテクニックがあったり、そんな色々な個性を持った選手を大切にしているクラブだと思います」

Q:育成面としては、「無いところを補っていく」のか「個性をグッと伸ばしていく」のか、いかがでしょうか?
「両方だと思いますね。できないことばかり言われても面白くないし、まずは自分の個性を伸ばして自分が自信を持ってプレーできるようにしてあげて、それと同時にアベレージを上げていかないといけないと思いますね。攻撃だけ出来てもサッカーはできないし、自分の良さを出すプラス守備で苦手なことをトレーニングでしっかり積み上げていくといったところですね。年代によって違う部分はあると思いますが」

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