街クラブの雄・三菱養和SCユースを率いる増子亘彦監督に、三菱養和SCユースについての話を伺ったぞ!

三菱養和SCユースの増子亘彦監督にインタビュー(1)

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Q:ここ数年で技術面や人間的に素晴らしかったなという選手はいますか?
「今年の佐々木(陸生)キャプテンはすごいですよ。人間的に信頼できますね。技術面はまだまだですが(笑)。この前のクラブユース選抜でもキャプテンをやらせていましたが、寄せ集めのチームでもリーダーシップを発揮して、仲間とコミュニケーションを取ってチームの中心でやってくれるので頼りになりますね」

Q:リーダーシップを発揮するのは昔からだったのですか?
「彼(佐々木)は中学の時は三菱養和調布SCで、私はその時はそのチームで監督をやっていました。その時は、最初からリーダーシップを発揮するような選手ではなかったのですが、キャプテンをやるようになって責任感が出てきて、色々経験するようになって自分のプレーにも自信が持ってやれるようになっていきました。彼はどこに行ってもやれる選手だと思います」

Q:大学へ進学する選手が多くいると思いますが、クラブとしてはどのようなアドバイスなどを送っていますか?
「大半の選手がスポーツ推薦を使って大学に進学します。本人と親の希望を聞いて、あとは実力じゃないですか。春先ぐらいから色々な大会に出ると、スカウトの人が見に来てくれていて、声をかけてもらうというところが優先順位としては高くて、次にこちらからお願いして練習に参加して入らせてもらうという形もありますが、どちらかというと声をかけてもらって入るという方が多いと思いますね。あとは、先輩が活躍しているところに入っていくというのが、どのクラブもあると思います」

Q:ジュニアユースからユースに昇格できなかった選手へのケアというのはされていますか?
「それはもちろん面倒を見ますよ。本当は上がりたいけど、上げれないわけだから。それはこちらで責任を持って、ちゃんと今で言ったら高校サッカーに話を通して見てもらって、進路を決めるというのは、絶対最後まで面倒を見なければいけないですから。そこは私たちが一番やらなければいけないことです。だから養和のユースに上がってやるのも一つだと思うし、自分が出れる環境に行って3年間サッカーやった方がその選手にとってはいいですから、ウチにいて出れるか出れないかのところでくすぶっているよりは、高校サッカーに行った方がいいと思いますね。そういった部分では、ウチでとった以上は最後まで面倒を見ています」

Q:最後に今後の意気込みは?
「プレミアリーグに昇格するというところからスタートして、そんな簡単じゃないというところでしたけど、何となく(昇格が)見えてきてはいるので、まずは参入戦に参加できる3位以内に入るというのがチームの目標です。それに向けてといったところでは、今は調子がいいのですが、もう少しチームを底上げしてこないと、試合に出ている選手がケガをしたり、色々状況が変わってくると思うので、もう少しチーム全体を底上げして、下級生であったり、試合に出れていない選手たちが意地を見せてくれると、チームの中での競争が激しくなって、自分たちでもう一つ上のレベルを見れると思っています」

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