サッカーをしているみんななら誰もが共感する、あのシーンやあのしぐさ。
今回は、山口有数の強豪校として知られる・高川学園高校サッカー部ならではのあるあるネタを取材したぞ!

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取材日は『農業部』の選手がグラウンド横の玉ねぎ畑で作業中。作った野菜は販売し、パソコンなど部の備品購入に役立てられている。

①『部署制』で一人ひとりに役割
関「高川学園には、部員全員が何らかの部署に所属して活動する『部署制』があるんです」
柴田「試合の分析をする『分析部』、学校近くの農園などで農作業をする『農業部』、用具の整備や修理をする『道具部』などがあります(※試合の分析や練習メニューの考案などを学生が行なっている筑波大の取り組みを参考にして、江本孝監督が発案・実践しているもの)」
河野「自分は『総務部』で、各部署のリーダーと話し合い、欲しいもの、足りないものがないかを聞いて江本先生に伝えたりするのが仕事です。最近は広報部の希望を聞いて先生たちと話し合い、新しいパソコンを購入してもらいました」
柴田「自分は『広報部』です。月に一度、新聞を制作して学校の最寄り駅などに貼り出し、大会の結果やサッカー部の取り組みを地域の方々に伝えています。試合の日程が入ったポスターを作ったりもしています」
関「自分は『掃除部』です。みんな掃除は嫌いだろうから、人がやりたがらないことを率先してやろうと思いました。トイレや部室を日々掃除しています!」

②遠征帰りにガソリンスタンドから走る!
関「バスで県外に遠征に行くとき、帰りに必ず立ち寄るガソリンスタンドがあるのですが、遠征で出場時間が短かった選手は、そこからグラウンドまで走って帰ります」
河野「最初に走るように言われたときは、驚きました。『え?これから走るの』と思って。でも、そこで走るから、試合に出ない日でもスタミナを鍛えることができています」
柴田「遠征で疲れているときは大変です。でもスタミナだけでなく、精神力も鍛えられています」

③バスの中では好きな音楽
柴田「遠征のバスの中ではスピーカーで音楽をかけて、リラックスしています」
河野「それぞれが自分の好きな曲をかけています。自分は最近、米津玄師の『Lemon』にハマっていますね」
柴田「Mrs. GREEN APPLEの『僕のこと』(2018年度の全国高校サッカー選手権の応援歌)が気に入っています」
関「『僕のこと』は、いいよね!自分もよく聴いています」

④練習前は『テンカウント』
関「練習前に必ず『テンカウント』をやっています」
河野「ブラジル体操のようなもので、青森山田(青森)の声掛けを参考にして始めました。最後に『シャー!』と大きな声を出すので、気合いが入ります!」
柴田「ずっとやってきたので、声出しの面でも鍛えられました」

⑤楽しい雰囲気だけど、厳しさも必要!
柴田「部の雰囲気は、みんなではしゃぐこともあって、楽しいです」
河野「2年生は仲が良いよね。それで逆に、厳しいことを言えない雰囲気があるかもしれない」
関「3年生は厳しいことを言い合っていたよね」
河野「キャプテンがいて、副キャプテンが6人いるので、そこを中心に引き締めるときは引き締めていきたいです」
柴田「チーム全員でやっていかないとね!」

あるあるを教えてくれたのは、この3人!

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関 ウィルソン(写真左)
■ポジション:FW
■学年:2年
■身長/体重:177cm/65kg
■出身チーム:ヴィテス福岡(福岡)
■自分の見てほしいプレー:「身体能力の高さを生かし、ゴール前で相手の脅威になるプレー」

河野 眞斗(写真中央)
■ポジション:FW
■学年:2年
■身長/体重:171cm/68kg
■出身チーム:高川学園中(山口)
■自分の見てほしいプレー:「裏のスペースへの抜け出し、得点力」

柴田 龍聖(写真右)
■ポジション:MF(ボランチ)
■学年:2年
■身長/体重:173cm/60kg
■出身チーム:高川学園中(山口)
■自分の見てほしいプレー:「パス、攻撃でフィニッシュにかかわるプレー」

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