2019シーズンの6校目は滋賀の強豪・綾羽高校!
綾羽高校サッカー部のキャプテンは、強豪校のキャプテンとしてどんなやりがいを感じて、どんな苦労をしてきたのか。取材協力してくれたのは、チームをまとめる松本斎選手!

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松本 斎(まつもと いつき)
■ポジション:MF
■学年:2年
■出身チーム:ラドソン滋賀ジュニアユース(滋賀)
■身長/体重:174cm/64kg
■自分の見てほしいプレー:ヘディング、ハードワーク、ポジショニング

「昨年の全国高校サッカー選手権大会の滋賀予選前ですが、自分のプレーが思うようにいかなかった時期があります。キャプテンは常に声を出し、プレーでチームを活気づけないといけないのに、自分のミスでチームの足を引っ張ってしまっていました。あの時期はツラかったです。
自分がキャプテンになったのは、3年生の先輩から指名されたからです。小・中学でもキャプテン経験はなく、高校1年時も学年別のキャプテンでもない。それがいきなりサッカー部全体のキャプテンになった。先輩のサポートはありましたが、最初は何をしていいのか全くわからず、不安しかなかったです。
やっとキャプテンに慣れた頃に、今度は自分の調子が悪くなった。どう克服すればいいか、すごく悩みました。
そんな時、チームをサポートしてくださっている方にアドバイスを求めました。すると「自分が今できることを一つでもいいので全力でやろう」と言われました。仮にできなかったとしても全力で取り組む姿勢を仲間に示すことで、周りも活気付くはずだと言われました。逆に、ミスしたことで落ち込み、キャプテンが何も取り組まない姿勢を見せてしまうとチームのモチベーションは下がってしまう。ミスした時は周りに謝って、割り切ることが大事。ミスした後の行動に気をつけるようになりました。
そうやって、昨年の選手権滋賀予選はチームの調子が悪いなりにも決勝まで進め、全国に行けたらすごくいい経験になるだろうなと思っていた。でも、草津東に試合終了間際に同点に追いつかれ、さらに延長で逆転負け。後から聞いた話ですけど、草津東の同点弾を決めた選手とキャプテンのGKの方は2人で毎朝朝練をしていたそうです。そういう差があのゴールにつながったのかなと思いました。差はちょっとだと思いますし、"運"だと言ってしまえばそれまでですが、自主練であったり、普段の生活であったりをしっかりやっていかないと、ああいう場面で運を呼び込めないのだと実感しました。あの経験を絶対に忘れず、今年はインターハイも選手権も両方とも全国切符を手に入れたいと思っています」

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