強豪揃いのプリンスリーグ関東で優勝をはたし、選手権でも栃木代表と出場する強豪・矢板中央高校サッカー部（栃木）のキャプテンは、どんなやりがいを感じて、どんな苦労をしてきたのか。取材協力してくれたのは、チームをまとめる白井陽貴選手！

白井 陽貴
■ポジション：DF(CB)
■学年：3年
■身長/体重：182cm/77kg
■出身チーム：FCエルマーノ那須（栃木）
■自分の見てほしいプレー：「上手くないし、周りから見て凄いなという選手ではないので、自分らしい泥臭いプレー、根性入れて男らしいプレーと空中戦や対人を見てほしいと思います」

Q：どのような経緯でキャプテンに選ばれたのかな？
「(高橋健二)監督や先輩から指名があって、『じゃあ、自分がやります』というところでなりました」

Q：苦労したこと、嬉しかったことは？
「大変だったことは、160人の部員をまとめるところです。中学校の時もキャプテンをやっていて、その時は人数が少なくてすぐまとめられたりしたんですけれども、強いチームになってくるとプレーも特長的なんですけれども、普段もみんな特長的でバラバラになっちゃう。でも、いざやるとなった時に周りの人が声をかけてくれて、下のカテゴリーとかみんながまとめてくれたりする。この経験は、自分のためにもなりますし、次の大学とか行ったら普段の生活でも活かせると思います。
嬉しかったことは、(プリンスリーグ関東などで)勝てて周りから騒がれるんですけれども、キャプテンの力とか、キャプテンが凄いとかじゃなくて、チーム全体が上に上がって名前を知られるとキャプテンとして嬉しいというのがあります」

Q：キャプテンとして意識していることは？
「自分、サッカーはそんなに上手くないので、ゲーム中にチームを鼓舞したり、落ち込んだ時に声を出したりとか、普段ならば自分がやらなそうなことでもやらないとチームが盛り上がらない時は身を削ってやったりしています」

Q：練習中からすごく声を出している印象だが？
「練習中から声を出さないとゲーム中のテンションが分からないですし、ゲームからいきなり上げても練習からやっていないとできない。自分は練習中の方が試合中よりも声を出している、というのがあります」

Q：矢板中央でキャプテンをやってきて良かった？
「人間的に成長したと思いますし、全国行くと、この間も抽選会でキャプテン同士集まった時に『こういうところに立てるようになったんだ』という実感と、成長を感じました」

Q：選手権、プレミアリーグ昇格への意気込みを
「昨年度の選手権は3位。相手のことよりも自分たちは昨年度の先輩たちの記録を越えたいという思いがあるので、そこに向かっていきたい。全国制覇というのは矢板中央として一回もできていないですし、プレミアも参入して歴史を塗り替えたい。泥臭く、矢板中央らしくできたらいいなと思います」

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