選手権の常連・那覇西高校サッカー部(沖縄)のキャプテンは、どんなやりがいを感じて、どんな苦労をしてきたのか。取材協力してくれたのは、チームをまとめる東舟道尚吾選手!

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東舟道 尚吾
■ポジション:DF
■学年:3年
■身長/体重:170cm/72kg
■出身チーム:石川中(沖縄)
■自分の見てほしいプレー:運動量と大胆なプレー

Q:まず、主将として臨んだ選手権の抽選会。開幕戦のクジを引いたね!
「19番に駒澤大高が入って、『20番引いたら開幕戦かー』という風に思ってて。それで自分がクジを引くときに抽選箱の中で2枚持ってて『これだ!』と思って引いたのが開幕戦でした(笑)。周りの関係者はきっとビビったと思うんですが、僕自身はそうでもなくて。『おおぉ』ってすぐに納得できた感じでした。試合当日は完全アウェイのような感じになって緊張する選手も出てくると思うんですが、そこで自分から声をかけて落ち着かせるようにすればいつも通りのプレーができると思うし番狂わせを狙っている。落ち着いてプレーすることが勝つための一番の要素だと思ってます」

Q:2年前選手権に出場して、今度は主将としてその舞台に帰ってくるわけだけど。
「全国のピッチを一度経験しているからこその自信もあるし、自分たち3年生が下級生に刺激を与えなければいけないとも思っています」

Q:キャプテンになった経緯は?
「去年キャプテンだった(與座)聡起先輩が僕に指名する気持ちで早い段階から思ってたみたいで、2年生のときからチームのまとめ方とかを教えてもらっていました。でも(宮城)海や(比嘉)来揮とともに1年の頃から上級生と一緒にプレーもしてたので、自分たちが今後引っ張っていかないといけないという意識は自然と出来上がってたかなとも思います」

Q:キャプテンマークを巻いてのプレーするのはプレッシャー?
「いや、自分はそういう風に思ってなくて、キャプテンマークは言い方が悪いですけど飾りみたいなものだなと思っています(笑)」

Q:理想とするキャプテン像は?
「理想としているのは長年日本代表を支えてきた長谷部誠選手(フランクフルト)。チームをまとめる上手さを感じるところがあり、背中で見せる姿に自分もそうなりたいと思ってます。あと那覇西は伝統的に背中で見せるタイプのキャプテンが多いので自分も口で表現するのではなく、自分が先陣を切って動くことで周りも動いてくれるので弱気な姿勢を見せないようにし、生活面でも自分が引っ張ることを常に意識してます」

Q:試合や練習中以外でも気を配ったりすることはある?
「誰かが落ち込んだり考え込んでるなと気が付いたときは、自分から声をかけるようにしてます。そういう気配りはキャプテンになってさらに意識するようになりました」

Q:責任感が強いだけに、逆に自分自身が弱ったときに慰めて欲しいなと思ったことはない?
「キャプテンになりたての頃は本当にどうしたら良いかわからなくなることもあって、一人で悩む時期もありました。でも、海や来揮といった副キャプテンが自分に声をかけてくれて。多分気づいてくれたのかな。今では肩の力も抜けて、それぞれの意見を持ち寄りながら協力しあってます」

Q:最後に、選手権に向けての意気込みをお願いします!
「全国大会の開幕戦という良い経験ができるとともに、感謝の思いを忘れずにチーム一丸となり、完全アウェイかもしれませんが番狂わせを起こせたらと思います。とにかく気持ちで負けないこと!それに尽きます」

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