2022年75校目は2年連続の選手権出場を決めた沖縄の強豪・西原高校!
取材に協力してくれたのはキャプテンの上田ゆん選手。キャプテンになった経緯などを語ってもらいました!

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上田 ゆん
■ポジション:DF
■学年:3年
■身長/体重:172cm/68kg
■前所属チーム:大里中学(沖縄)
■見てほしいプレー:ロングスロー、一対一の場面

Q:キャプテンになった経緯を教えてください。
「中学のときに副キャプテンをやっていて、その時のキャプテンと話し合いながらまとめるようなことはやってました。西原高校に来てからも、チームをまとめることが大事だと思って、1~2年生のときから率先してまとめようと意識していました。それで先輩たちともコミュニケーションしていて、そういったところも自分がキャプテンに指名してくれた理由なのかなと思います」

Q.初めてキャプテンという立場になってみて実際どうですか?
「責任感がとても強くなりました。自分から団結しようと言ってもみんながそう思えるようにならないといけません。なので一人ひとりに声をかけながら接していけばチームとして良くなっていくと思っています。今回選手権予選で優勝したことで、まとまっているなという実感と達成感を知ることができました」

Q.昨年の全国選手権では2年生でベンチ入りし、桐光学園(神奈川)との一回戦は0-1で惜敗。西原初の全国1勝は達成できませんでした。
「そばで先輩たちが頑張っていた姿を見ていたし、一緒にやっていて本当に楽しかったなと今でも感じます。その先輩たちと一日でも長くサッカーをしたかったのですが、負けた瞬間、本当に悲しい思いしかありませんでした。だから涙を流した先輩たちの思いを背負って、なんとしてでも全国に行きたいという気持ちでいました。それが自分にとってのエネルギーでした」

Q.しかし選手権後の県新人戦では準決勝で敗れ、県インターハイは初戦敗退を喫し、なかなか結果がでませんでした。そういったところから、キャプテンとして責任を背負っていたという思いはありましたか。
「そうですね。新チームになって一応勢いはあったんですが、やっぱりどこかで足りないところがあったり、ちょっとしたスキを突かれてやられることがありました。そういった油断は普段の生活態度にも直結する部分があるんじゃないかと思いました。だからそこを変えないとサッカーには繋がっていかないというのは第一に思いました。実は去年もそういう感じの時期があり、このままじゃ選手権で戦えないと感じました。そして選手権の予選が行われる1ヶ月ぐらい前からゴミ拾いを始めました。一番は『気づく』力が養われるところだと思います。サッカーは予測力が試されるスポーツなので、ボールをインターセプトしたり、相手のボールの置き所をカットしたり、それができる確率の高いチームが結果を残していると思います」

Q.キャプテンになって良かったなと思えた瞬間はありますか?
「一年を通して見れば、結果が出なくて苦しい時期を過ごしている時間のほうが長かったです。でもゴミ拾いやトイレ掃除をやろうと率先して、チーム力と団結心が高まりました。本当にもっと早くやっていれば良かったなって、今になって思います(笑)。最後の最後で選手権予選で優勝してみんなと喜びあった瞬間、努力が報われて良かったです」

Q.選手権に向けて意気込みをお願いします。
「去年の先輩たちが流した悔し涙を見て、自分たちの代で絶対に借りを返してやるという思いでいます。初戦は去年と同じく神奈川のチーム(日大藤沢)なんですが、受け身にならずに強度を高めて自分たちのサッカーを演じたいです。今年の西原は一人ひとりの志が高く、チームワークが良くて、やるときはやるチームだと思っています。初戦突破を第一に、そして沖縄のチームが(94年大会で)達成したベスト8の記録を破るため、一丸となって頑張ります」

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