3大会ぶり34回目となるインターハイ全国大会出場を決めた高松商業高校サッカー部。
今回は、チームを支える矢木りさ子さん、新名愛彩さん、山下真音さんの3人にマネージャーになった理由からやりがいや大変だなと思ったことなどを聞きました!

11.jpg
矢木 りさ子
■ポジション:マネージャー
■学年:3年

「小さい時にお父さんと見に行ってからサッカーが好きでした。従妹が高校で野球部のマネージャーをしていたのもあり、選手をサポートするのも良いなと思っていたのが、なったきっかけです。ソフトテニス部に入っていた中学校の時から、高商のサッカー部が強いのは知っていて憧れてはいました。
高校でマネージャーを始めてからは毎日が楽しい。おにぎりや氷を作った時や水を渡した時にみんながありがとうと言ってくれたり、みんながどんどん成長していくのを近くで見れるのが良いんです。過去の写真とか見返していたら、1年生の時と比べて身体つきが全く変わっている。なんか大きくなったなって(笑)。自分が育てたみたいな気持ちになります。でも、相談とかも出来る友だち以上の関係です。最初はもっと遊びたいとか思っていましたが、誰も体験してない事を味わえているので、自分の方が楽しいなって思いました。
インターハイ予選はめっちゃヒヤヒヤしたけど、自分たちの代で全国に行けたのは嬉しかった。実は試合の前はいつも石清宮八幡宮という神社にお参りに行っていたんです。昨年の選手権でも毎回行っていたら、全国に行けたので今回もと思って通っていました。ミサンガを作ったり、頑張った甲斐があって良かったなって。
これからは何を飲んだら良いかとか、食事の所ももっとサポートしたい。みんなが不自由なくできるようなサポートがしていきたい。将来は、マネージャーの経験を活かしたい。管理栄養士の資格を取って、スポーツ選手の栄養士になりたいと思っています」


10.jpg
新名 愛彩
■ポジション:マネージャー
■学年:2年

「中学校の体育で初めてサッカーをした時に楽しいな思い、フットサルをやってみたいな思っていました。そこから、高商に入り、サッカー部が強いと聞いたので部活見学に行ったんですが、先輩のマネージャーさんたちもみんな楽しそうだったんです。部員との関係が凄く良くて、学年関係なく笑い合っているのが良いなって。中学はソフトテニス部だったので、高校でも入ろうかと思っていたのですが、その姿を見たらマネージャーをやりたいと思いました。
高商のマネージャーは選手が練習後に食べるおにぎりを握っているのですが、部員に渡した時に"ありがとう"とか、"いつも美味しいよ"とか言ってくれた時は嬉しい。1人につきおにぎりを2つ用意しているので、1日150個ぐらい握るのは大変ですが、これを食べて強くなってね!なんて思っています。
昨年、選手権出場が決まった瞬間は"うわっ!"ってなりました。絶対に勝ってくれると思っていたのですが、"やったー!"とか"嬉しい"以外の言葉が出てこなかった。全国総体でも変わった事をするのではなく、今まで通り選手が頑張れるようサポートがしたい。マネージャーの顔を見たら、ちょっと安心できるみたいないつも通りのサポートがしたいです」


12.jpg
山下 真音
■ポジション:マネージャー
■学年:2年

「中学の時に高校でも部活がしたいと思い、親に相談したらサッカーのマネージャーを薦められました。元々はソフトテニス部だったのですが、高商はソフトテニス部が強いので、自分のレベルでは無理かなと思ったのも理由の一つです。
マネージャーを始めてからは、忙しいことも多いけど、楽しいです。マネージャー同士で話している時、部員と話している時とか楽しいと思える瞬間が良いなって思えます。また、お守りを作って、みんなの喜ぶ顔が見れた時も、やっていて良かったなって思います。今回の総体も1か月ぐらい前から材料を揃えて、時間を見つけながらお守りを作りました。
やっていくうちに周りが見えるようになりました。これまでも気遣いが出来るようになりと思いながら、行動に移せなかったのですが、マネージャーを始めてからは出来るようになりました。中学校の時より、成長出来たかなって。
インターハイ出場を決めて、3年生のマネージャー(矢木さん)が泣いているのを見て、自分ももらい泣きしました。矢木さんは凄く優しい。入った時に何も分からない時に1から10まで教えてくれました。これから更に忙しくなると思いますが、自分たちよりも部員の方が忙しいので、私たちがしっかりサポートしていきたいです」