全国の高校生たちは、どんな1日を過ごしているのか?
今回、取材に協力してくれたのは、全国大会の常連でもある山口の高川学園高校サッカー部!
滝野 輝弥
■ポジション:MF(左サイドハーフ)
■学年:2年
■身長/体重:168cm/63kg
■出身チーム:杉並ソシオFC(東京)
■自分の見てほしいプレー:「サイドでの突破」
◆滝野選手の一日のスケジュール
6:30 起床・朝食
7:30~8:20 朝練
8:20 あいさつ運動
8:40~15:20 学校
15:40~20:00 練習・自主練習
~21:30 夕食・入浴・洗濯など
~23:00 勉強・自由時間
23:00~6:30 消灯・就寝
■滝野選手の寮生活
旧校名の多々良学園高校時代から、山口県の高校サッカーをリードする存在である高川学園高校は、2018年度までに高校選手権24回、インターハイには22回の出場を誇り、全国でも結果を残している強豪です。県内はもちろん、他県からも多くの選手が集まり、日々レベルアップを目指して切磋琢磨を続けています。
サッカー部の寮は、学校のすぐ近くにあり、他の運動部と共同で利用している『瑠璃山(るりさん)寮』と、旧多々良学園の敷地内に新設された第2グラウンド横の、サッカー部専用の『志門(しもん)寮』の2カ所。このうち瑠璃山寮で学校生活を送る選手の一人が、東京都出身の滝野輝弥選手です。「中学時代のクラブの指導者から、自立することの大切さを言われていたので、私生活でも自立したいと考えていました」という思いから、高川学園を選びました。進学から丸2年が経とうとしていますが、「それまで家族に任せていたことも、すべて自分でやらなければいけないので大変ですが、そのおかげで少しずつ自立できていると思います」と、確かな手応えをつかんでいます。
滝野選手の成長の源となっているのが、高川学園の環境の素晴らしさです。「瑠璃山寮は学校のすぐ近くにあり、練習グラウンドも近いので、練習後すぐに食事(運動後30分以内がカラダづくりのゴールデンタイム)や入浴ができますし、睡眠もしっかり取ることができます。サッカーも勉強も集中してできるので、成長するためには最高の環境です」と語る通り、学校生活に必要なすべての設備が徒歩2~3分圏内にあるため、効率良く時間を使うことができます。「中学時代の知り合いに『体が大きくなった』と言われる」のは、トレーニングに加えて、寮生活による適切な栄養摂取、睡眠・休養の効果も大きいでしょう。
共同生活の寮では1・3年生が3年生の食事の準備を担当するなど、多くの決まり事があります。滝野選手も入学当初は苦労したそうですが、「やっていくうちに、しっかりできるようになってきました」とのこと。「朝、起きてすぐに行動するのも苦手でしたが、いまでは時間に遅れないように行動することが習慣になっています」と語るように、寮生活はサッカーや勉強だけでなく、一人の人間としての成長を促す場にもなっているようです。
「新年度の自分の目標は、できるだけ多くの試合に出場すること。チームの目標は、しっかり結果を出していくことです」と語った滝野選手。恵まれた環境の下、同じ志を持った仲間たちとともに、さらなる成長を目指して学校生活を続けていきます。
〇寮のルール
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