尚志高校の選手はどんな時に涙を流したのか。今回はMF菅井泰祥選手に話を伺いました。
菅井 泰祥
■ポジション:MF(ボランチ・トップ下)
■学年:3年
■身長/体重:168cm/57kg
■前所属:Wings U-15(千葉)
■自分の見てほしいプレー:「ボールを持った時の次のプレー、周りを使いながら自分も生きるプレーを見て欲しいです」
Q:どんな時に涙を流しましたか?
「2年生の春にプリンスリーグ東北の試合前日練習でシュートを打った時、ピキッと来て左膝を負傷しました。その時からずっと痛みが引かず、今も完全に治ってはいません。進路を決めなければならない時、サッカーをやめるか続けるか考えました。自分でやれることは全部やって、いろんな先生にも診てもらいましたが、期待をして待った結果治らないことの繰り返しのため、やめる決断をしました。それを実家の母親と電話で話した時、プロサッカー選手を目指すという夢を応援してくれた母はビックリして、お互い泣きながら言い合いをしてしまいました。感情が高まって「この痛みはやった人にしか分からない。やれることはやってきた。何が分かるんだ」と言ってしまいました」
Q:つらかったと思いますが、その後ご両親からサポートいただいていますか?
「両親や監督とも話し「高校3年間やり切らせて欲しい」と言ったところ、最終的に両親は「自分の人生は自分で決めなさい」と言ってくれて、サポートしてくれています。最後の大会になる選手権は、出場できたら全力でやりたいですし、いろんな迷惑をかけながら大きな決断をしたので、ピッチの上で一生懸命やっている姿を見せて、恩返ししたいです」
Q:最後の選手権を終えた後はどんな道に進みたいですか?
「スポーツに関係した仕事に就きたいです。自分がケガしたこと、サッカーをしていたことと関連づけられる仕事を見つけていきたいですね」
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