2019シーズンの5校目は静岡の強豪・藤枝明誠高校!
藤枝明誠高校サッカー部のキャプテンは、強豪校のキャプテンとしてどんなやりがいを感じて、どんな苦労をしてきたのか。取材協力してくれたのは、チームをまとめる笹ヶ瀬友都選手!
笹ヶ瀬 友都(ささがせ ゆうと)
■ポジション:MF(トップ下、ボランチなど)
■学年:2年
■身長/体重:165cm/61kg
■前所属チーム:Honda FC U-15(静岡)
■自分の見てほしいプレー:ボールを失わずに個で仕掛けるプレーや周りを生かすプレー
Q:キャプテンに選ばれたのはどんな経緯でしたか?
「全員でミーティングしたときに監督から指名されました。事前に(監督から)なんとなくそういう話もあったし、僕は中学でもキャプテンをやらせてもらっていたので、良い経験になるなと思いました。ただ、うちは部員数が多くて(2学年で180人以上)まとめるのも難しいので、不安と楽しみの両方がありました」
Q:実際にやってみてどうですか?
「難しいです。部員全員が一緒に動くということはあまりなくて、6つに分かれた各レベルごとにキャプテン役はいますが、やっぱりまとめるのは簡単ではないですよね」
Q:ほとんど話したことがない部員もいるでしょ?
「そうですね。でも僕は1年生たちと一緒に練習していた時期もあるので、だいたいみんな知ってます。あと練習の合間とかにもなるべくいろんな部員とコミュニケーションをとって、1年生と2年生の壁をなくせるように心がけています」
Q:キャプテンをやって学べていることは?
「3年生がいた頃は、自分のことだけ考えていたというか、自分のプレーが良ければいいという感じでしたが、キャプテンになってみて、まずチーム全体のことを自然に考えられるようになったと思います。そうしないとチームもまとまらないし、試合にも勝てないと思うので、プレーの面でもプラスになっていると思います」
Q:今はケガ(腰椎分離症)で練習を休んでいますが、その中でどんなことを意識していますか?
「個人としては、4月から始まるプリンスリーグに出られるようにしたいです。キャプテンとしては、みんなの練習のサポートや準備とか片づけというのは自分が率先してやるということと、さっき言ったコミュニケーションの部分ですね」
Q:今年のチームとしての目標は?
「去年までは全国に出場することが目標だったんですけど、今年から監督も僕らも静岡県で優勝するじゃなくて「全国で勝つ」というところを目標にしています。静岡で勝つことは大前提で、全国に出たときにどう戦っていくかということを練習からテーマにして取り組んでいます」
Q:そのために大事なことは?
「今年のチームは自己主張が強い人が多くて、去年と比べて身体は小さいけど足下が上手な選手も多いと思います。だから、1人でいけるという面は今年の魅力だと思いますが、自分で自分でというのが強すぎてパスが合わなかったり、選手間のコミュニケーションが少なかったりという課題もあります。でも逆に、自己主張が強くて技術のある選手がうまくまとまれば、すごく良いチームになれると思います。だから、練習中によく話し合うというのは最近自分たちで意識してやっていますし、そこで自分がしっかり役割を果たしてチームをまとめられるように、もっともっと力をつけていきたいと思っています」
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