セットプレーの強さが市立船橋の伝統だ。2020年もその強みを最大限に発揮する上で、欠かせないのが木内拓海だ。一番の武器は左足。高質なキックから繰り出すFKやCKでチャンスを生み出すレフティは、いかにして武器を磨き上げたのか。今回は本人に直撃してみたぞ!
木内 拓海
■ポジション:DF
■学年:3年
■身長/体重:173cm/60kg
■出身チーム:FC KASUKABE(埼玉)
■自分の見てほしいプレー:左足のクロスとプレースキックの精度
■イチフナのレフティモンスターは木内拓海!
Q:生まれた時から左利きだったんでしょうか?
「もともとは左利きなんですけど、場面によってバラバラなんです。お箸を持つのは左ですが、スプーンは右。習字は右で、ノートの字は左。ボールを蹴るのは左で、野球とかは右投げ右打ちなんです。自分でもよく分からないんですけど、ボールを蹴るのは最初から左足でしたね」
Q:武器はどうやって磨いてきましたか?
「小さい頃は左足のキックをお父さんや友達に手伝ってもらって、ひたすらやっていました。小学生の頃は前線でプレーしていたので、シュートの練習を結構やっていたんです」
Q:自分の中で武器だと思い始めたのはいつぐらいですか?
「中学に入ってからですね。中2ぐらい。県トレセンに選ばれて、そこで左足を武器にできるのは貴重だと思いました。監督からも『貴重な選手だ』と言われたので、そういう部分でより意識するようになりました」
Q:昨年は選手権の舞台に立ちました。あの雰囲気でプレーできたのは財産ですが、結果は悔しい結果に終わりました。
「怪我をしていたので予選はメンバー外で、そこから復帰して2週間ぐらいでトップチームに上がりました。そして、選手権では、1回戦の直前にスタメン出場することを聞いたんです。会場の雰囲気など、今までの試合とは比べ物にならないぐらいの雰囲気がありました。ただ、おどおどしていても仕方がないし、せっかくの大舞台でいい経験ができると思ったので、試合に始まった頃には緊張とか全然ありませんでした。試合中に何個かミスをしたけど、自分を出せたプレーもあったので、良い経験になったと思います」
Q:セットプレーも含め、この左足は今年のチームの武器になると思います。意気込みを教えてください。
「CKとFKも任されていて、ゴール前に合わせるのが得意です。参考にしているのはリヴァプールのアーノルド。ボールの質、スピード、クロスの高さなどが勉強になります。フォームは杉山弾斗さんを参考にしていて、中学校の時から見ていて憧れていたんです。今年はその特徴を出して、チームの勝利に貢献したいです」
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