頑張っているのは、ピッチで戦っている選手だけではない。チームを影から支えている応援組も12番目の選手だ。今回は県大会で応援リーダーを務めた楢原奏洋と麻生優心を直撃!本大会ではメンバー入りを果たした二人に選手権予選の応援を振り返ってもらったぞ!
楢原 奏洋(写真左)
■ポジション:MF
■学年:3年
■身長/体重:170cm/60㎏
■出身チーム:VALENTIA(佐賀)
■自分の見てほしいプレー:ドリブル突破とキープ力
麻生 優心(写真右)
■ポジション:MF
■学年:3年
■身長/体重:170cm/69㎏
■出身チーム:二日市中学(福岡)
■自分の見てほしいプレー:相手の意表を突くパス
■応援団長・楢原奏洋選手と麻生優心選手の想い
Q:なぜ、応援リーダーを県大会でやろうと思ったのでしょうか?
麻「自分はメンバー以外でチームの役に立ちたいと思ったからです」
楢「日頃から麻生君と仲が良いので、影で彼を支えたいなと思って応援リーダーになりました」
Q:麻生君は自分から立候補したのでしょうか?
麻「そうですね」
楢「普段からムードメーカーで適任でしたね(笑)」
Q:予選前はチーム内でどんな立ち位置にいたのでしょうか?
楢「二人ともメンバーに入れるか入れないか微妙な立ち位置にいました。自分はもともと怪我をしていて、選手権予選のメンバー選考をする2日前に復帰をしたんです。それまで1ヶ月ぐらい戦列を離れていたんです」
麻「自分は4ヶ月ぐらい怪我で練習ができていませんでした」
Q:サッカー選手として試合に出たいと思うのは当然ですが、応援リーダーをやることに葛藤はありませんでしたか?
麻「試合を見ながら出たいよねと話すことはありました。でも、自分たちの立場は応援する側なので、全力で頑張ろうと思いました」
Q:周りに相談はしなかったのですか?
楢「それはなかったですね」
麻「やってやろうと思っていました」
Q:筑陽学園では応援歌などはどうやって決めているのでしょうか?
麻「自分たちが決めています」
楢「二人で話し合い、それをみんなに伝えて練習していました。応援歌が書いてある紙も配ったりしています」
Q:先輩たちから引き継いでいる応援歌もあるのでしょうか?
楢「いっぱいありますね。試合前に歌っている歌とかは代々受け継がれているものですね」
麻「試合前に円陣を組む前に歌う、『何も恐れずに』という歌は代々受け継がれてきた伝統で、ずっとやっています」
Q:公式戦で勝った時に歌う歌があると聞きました。
麻「サビで『君の夢が叶うのは誰かのおかげじゃないぜ』と歌う、『the pillows』の『Funny Bunny』です。自分たちが入学した以前から先輩たちが歌っていたので、これも引き継いでいます。原曲を聞いて自分たちも歌えるようにしました」
Q:選手権出場が決まって『Funny Bunny』を歌えました。いかがでしたか?
楢「最高でした。まだ引退しなくて済むなと(笑)」
Q:あとアップ前にチーム全員で円陣を組んでいますが、これも先輩たちから受け継いだものですか?
麻「そうですね。選手権予選の決勝だけ全員で組んでいます」
Q:応援歌を話して決めているとのことですが、練習後に残って二人で決めている感じですか?
楢「家でLINEをしながら決めていますね」
麻「あと自分たちはクラスが一緒なので休み時間に話をしたりしていました」
Q:ベンチに入っている選手には気付かれないように作っていたのでしょうか?
麻「そういう曲もあったりします」
楢「ただ、練習の時から応援練習で歌うので、バレてしまっていることがほとんどですね(笑)」
Q:本大会では登録メンバーに入りました。応援される側に回る可能性もありますが、そこはどう感じていますか?
楢「今まで応援をしてきて、僕らの中でまとまっていたところがあったので、ちょっと心配なところがあります。ちゃんと応援で選手を後押しできるのかなと感じています。ただ、メンバーに入れなかった3年生もいるので、自分はその人たちの分まで頑張りたい」
麻「出られなかった選手の気持ちが分かるので、メンバーに入ったらその人たちのためにも戦いたいです」
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