どんなところにこのチームの良さを感じたのか。数ある高校やクラブの中から絞り込んで選びぬいた高校には、必ず選んだ理由があるはず。
今回は、30年ぶり4回目の選手権出場を決めた和歌山の強豪・和歌山工業の黒川透弥選手と御前開成選手にその理由を教えてもらったぞ!
黒川 透弥
■ポジション:FW
■学年:3年
■身長/体重:173cm/64kg
■出身チーム:ミラグロッソ海南SC(和歌山)
■自分の見てほしいプレー:裏への抜け出しとゴール前での強さ
■和歌山工業を選んだきっかけを教えてください。
「和歌山工業サッカー部でプレーしたくて、和歌山工業に入学しました。
サッカー部の強い県内の高校に入りたいと考えていた中学3年生の頃、和歌山工業サッカー部の試合を見ました。サイドからのスピーディーな突破や短いパスを丁寧に繋ぐところに魅力を感じ、『ここでサッカーがしたい』と思いました。
和歌山工業では就職する生徒が多いですが、高校2年生になってからは大学に進学してシステム開発者になりたいと考えるようになったので、指定校推薦で大学に進学することになりました。自分は進学を選択する可能性もあると考えていたので、入学時から良い成績をとれるよう意識し、5段階評価の評定平均が4を下回らないよう努力してきました。部活と勉強を両立できたので、和歌山工業を選んで良かったと感じています」
御前 開成
■ポジション:MF、DF
■学年:3年
■身長/体重:166cm/56kg
■出身チーム:岩出中学(和歌山)
■自分の見てほしいプレー:スピードを生かした縦への突破
■和歌山工業を選んだきっかけを教えてください。
「和歌山工業には、良い就職ができることに魅力を感じ、入学しました。
中学3年生になって進学先の高校を選ぶとき、将来のことを真剣に考えました。そして、安定した企業に就職したいと強く思うようになりました。和歌山工業の出身だった父の影響もあり、和歌山県内に工場を持つ大手企業への就職ができる和歌山工業への進学を決めました。また、和歌山工業のサッカー部は、県内で4強に名を連ねる機会の多いサッカー部です。自分にとっては、強いチームでサッカーを続けられることも魅力的でした。
高校卒業後は、高校入学時の希望通り、和歌山県内に工場を持つ大手企業に勤められることが内定しています。就職が叶うだけでなく、高校最後の冬までサッカーを続けることができました。高校進学にあたって自分が求めていたことがこれ以上満たされる学校はなかったと、改めて感じています」
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