2019シーズンの85校目の取材は、3年連続4回目の選手権出場を決めた茨城の新鋭・明秀学園日立サッカー部!取材に協力してくれたのは、キャプテンの関口順也だ!ゲームキャプテン・大山晟那との役割分担や選手権の目標も語ってくれたぞ!

関口 順也
■ポジション:MF
■学年:3年
■身長/体重:167cm/59kg
■出身チーム:鹿島アントラーズノルテジュニアユース(茨城)
■自分の見てほしいプレー:足元のテクニックとリーダーシップ

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Q:キャプテンになった経緯を教えてください。
「自分はチームをまとめる役割を小学校時代から担っていたので、今までずっとやってきたことを高校でも出来ないかと思っていたんです。1、2年生の時は学年リーダーの役割は任されていませんでしたが、最上級生を迎えるにあたって責任感が増したんです。そこでチームを支えたいと考え、キャプテンをやりたいと思うようになりました。毎年、コーチがキャプテンを決める中で、大山(晟那)と2人でキャプテンをやることになりました」

Q:キャプテンが2人体制の難しさはありますか?
「最初は、大山と衝突していました。1年生の時からライバル心を持ってやっていたんです。彼もアントラーズの下部組織出身。小学校の頃から知っていて、トレセンなどで一緒になりました。その経緯もあって、負けたくない気持ちがあったんです」

Q:ライバル同士だった2人ですが、どうやってチームをまとめていったのでしょうか。
「大山には主にゲームキャプテンを任せていて、それ以外のピッチ外のところは自分が管理するようにしています。ただ、最初はチームをどうしていきたいかという話でぶつかることが多かったんです。自分と大山にそれぞれまとめ方の定義があり、目標は一緒だけど、そこに辿り着くまでに考えていた過程が違ったんです」

Q:まとまるまでには時間がかかりましたか?
「彼も負けず嫌いなので、自分が結構折れる感じで最終的にまとまりました(笑)。チームで日本一を目指したいのは変わらないので、より良いチームにするために2人で考えました。新人戦の前後は揉めましたが、そこからは常に二人で先頭に立ってやっています」

Q:今年はインターハイ出場を逃すなど、苦しい時期を過ごしました。そこからチームをまとめるのは大変だったのでは?
「遡ると、チーム内の揉め事や問題を解決するのがかなり大変でした。みんなが思っていることは違うし、考え方も違います。その中で自分たちが100人以上の部員をまとめないといけなかったので難しかったです。ピッチ外でも、伝えたいことを一人一人に伝わりやすく言うのが大変でした。ただ、理解できる仲間が他の選手に教えてくれたので、解決ができたと思います」

Q:最後に選手権の意気込みを教えてください。
「去年や一昨年はインターハイにも出場することができたのですが、自分たちは出場できませんでした。なので、選手権に出られる喜びを一番知っている代だと思います。この大会に懸ける思いが強いですし、上手くて強かった先輩たちが上に行けなかったけど、自分たちがもう1回上を目指していきたい」

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