2019シーズンの90校目の取材は、4年ぶり8回目の選手権出場を決めた東京の実力校・國學院久我山サッカー部!取材に協力してくれたのは、キャプテンの明田洋幸だ!キャプテンになった経緯や高校最後の選手権について想いを語ってくれたぞ!

明田 洋幸
■ポジション:DF
■学年:3年
■身長/体重:169cm/66㎏
■出身チーム:FC多摩(東京)
■自分の見てほしいプレー:球際の強さと運動量を生かした粘りのディフェンス

Q:キャプテンになったきっかけを教えてください。
「昨冬の選手権が終わってから、チームは1週間ごとにキャプテンを変えながら活動していました。その時に自分にも回ってきて、学校の行事とかもこなしながら、頑張ってチームをまとめていたのが監督に評価されました」

Q:具体的にはどこを評価されたのでしょうか?
「遅れて練習に行くこともあって、その時に自分が涙目になっていたらしいんです。自分でも分からないのですが、普通に自分は頑張っていたつもりだったのですが、『すいません、遅れました』と報告したら、監督からは『全然大丈夫だよ』と言われました。そこで監督もチームのために動けるヤツが良いと感じてくれて、顧問の先生にも推薦してくれてキャプテンになりました」

Q:キャプテンになる予感はありましたか?
「1年生のころはCチームでも控えに回っていて、3年生でキャプテンをやる気配は一切感じていなかったです。どちらかというと試合に出ている山本航生とか福井寿俊がキャプテンに相応しいと思っていました」

Q:今までにキャプテンはやったことがあったのでしょうか?
「小学校と中学校時代にやっていました。小学校とも中学校もキャプテンらしいことはやっていなかったのですが、その経験は高校でも生かされているなと思います」

Q:小中とは異なり、部員数も多いと思います。180人をまとめるために意識していることは?
「自分は試合に出ていないので、仲間とどう接していいのかをすごく悩んでいました。もともと、自分がキャプテンになるとは思っていなかったですし、自分が意見を言っても他の仲間に信じてもらえるか不安でした。最初は言いにくいこともあったんですけど、自分がキャプテンとして言わないと、チームをまとめることはできないと感じたんです。1、2年生の時に試合に出られていないこともあったので、人をうまく使うことを学び、出ていない人の気持ちもすごく分かります。その点から主体性や自分の意見を持ちつつ、周りの意見を聞きながら、まとめていくバランスが一番大事だと、キャプテンを務めることで学びました」

Q:言えるようになったきっかけは?
「それは時間が解決してくれました。3年生の4月に関東大会予選で優勝して、本大会も制して、インターハイにも東京都の代表として出場することができました。自分は試合に出られませんでしたが、そこでチームの士気が上がってきて、自分が言えないとより良くならないと感じたんです。なので、きっかけはインターハイ予選や関東大会で結果を残したことが大きいと思います」

Q:最後の選手権はどんな大会にしたいですか?
「自分たちの目標は日本一です。夏のインターハイでは全国大会の初戦で負けてしまい、悔しい想いをしました。4年前は準優勝で終わったので、自分たちの代で日本一を勝ち取り、埼玉スタジアムの舞台で終われたらいいなと思います」

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