昨年度の高校サッカー選手権で一昨年度に続く8強入りを果たした埼玉の強豪・昌平高校サッカー部と、同大会で16強入りを果たした鹿児島の強豪・神村学園高校サッカー部。そこで今回は両チームの注目1年生コンビ同士で対談をしてくれたぞ!取材に協力してくれたのは昌平の荒井悠汰選手と佐藤海空斗選手、神村学園の大迫塁選手と福田師王選手。第2弾となる今回は第99回高校サッカー選手権を振り返ってくれたぞ!

【昌平】

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荒井 悠汰(写真左)
■ポジション:MF
■学年:1年
■身長/体重:174cm/70kg
■前所属チーム:FC LAVIDA(埼玉)
■自分の見てほしいプレー:突破力を生かした縦への仕掛け

佐藤 海空斗(写真右)
■ポジション:MF
■学年:1年
■身長/体重:174cm/76kg
■前所属チーム:FC LAVIDA(埼玉)
■自分の見てほしいプレー:中盤でのボール奪取と運動量

【神村学園】

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福田 師王
■ポジション:FW
■学年:1年
■身長/体重:176cm/63kg
■前所属チーム:神村学園中学(鹿児島)
■自分の見てほしいプレー:得点感覚とシュート力

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大迫 塁
■ポジション:MF
■学年:1年
■身長/体重:175m/65kg
■前所属チーム:神村学園中学(鹿児島)
■自分の見てほしいプレー:豊富な運動量を生かした守備と左足のキック

Q:今回の高校サッカー選手権は昌平高校がベスト8、神村学園がベスト16でした。初めての大舞台はどうでしたか?
福田「自分にとっては、悔しさが残る大会でした」
大迫「1年生から試合に出させてもらい、しかもチームのエースナンバーである14番を託されたのでなんとしてでもチームを勝たせないといけないと思っていた。だけど、何もできず、自分の良さも出せず、本当に全国で勝つ難しさを知った大会でした」
佐藤「自分も悔しい。荒井はスタメンを張っていたので、僕も今年こそはスタメンで選手権に出られるようにしたいです」
荒井「目標にしていた全国優勝はできなかったけど、個人としては創成館戦でゴールが取れたので良かった」
福田「実際に選手権に出場をしてみて、どうだった?」
荒井「初戦は緊張して頭が真っ白だった」
佐藤「確かにベンチから見ていて、初戦はみんな固かったかもしれない。先制されてバタバタした中で後半の終盤に追加点を奪われた。その中で勝てたというのもあったので、その後の京都橘戦はうまくいったと思う」
荒井「そういう意味でやっぱり須藤さんはすごかった。初戦は後半40分から2アシスト。ここ一番で結果を残せる選手がこの先上のステージでも活躍をすると思い知らされた。本当に憧れの存在。逆に神村学園はどうだった?」
大迫「自分たちも初戦の前橋商戦で、開始1分にロングスローから失点して、その後も得点が取れなかった。なんとか後半に3年生が決めてくれたけど、かなり緊張したよ」

Q:昌平は準々決勝、神村学園は3回戦で敗れました。先輩たちの姿から感じるところもあったのでは?
佐藤「日頃から生活面でもサッカー面でも何もかもすごかった人たちの集まりだった。そんなにすごい先輩たちが負けて泣いているのをみたら、グッとくるものがあった。来年こそ日本一をとってやろうという気持ちが強く芽生えました」
荒井「必ず来年はベスト8を超えて、目標の全国優勝を叶えたいという気持ちはあります」
福田「いやいや来年は俺らが取るから(笑)。僕らも先輩の涙は忘れていない。メンバーに入っていない3年生の涙も見たし、FWとして大事なところで点が取れなかったので悔しいので来年こそはと思いました」
大迫「最後、終わった時、僕は泣けなかった。試合に出ていない3年生が来てくれて、『よくやった』と言ってくれた瞬間に涙が出てきて止まらなかった。だからこそ、来年こそは勝ちたい」


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