そのチームの命運を握る重要人物に話を聞く『○○の誓い』。
今回は夏のインターハイで13年ぶり2回目となる優勝を果たし、冬の選手権でも日本一を目指す強豪・前橋育英高校サッカー部のキーマン10番を背負う根津元輝選手に話を聞きました!

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根津 元輝
■ポジション:MF
■学年:3年
■身長/体重:172cm/65kg
■前所属チーム:1FC川越水上公園(埼玉)
■見てほしいプレー:推進力を生かした攻撃参加とラストパスの精度

Q:今年のチームでキーマンとなるけど、前半戦は怪我で思うようにプレーができませんでした。攻守のキーマンとして悔しさがあったのでは?
「ほぼ4ヶ月、ちゃんとプレーできていないし、リハビリをしている中でチームが勝っても素直に喜べない自分がいました。迎えたインターハイは出場機会があまりなかったなかで、優勝できてチームとしてはすごく評価できるけど、自分は悔しい気持ちが少なからずあります。ケガも完全に治ったわけではないけど、休んでしまうと選手権まで時間が限られてしまう。選手権で優勝するのが自分の夢なので、その目標にこれからプレミアリーグで経験を積みながら、最後の選手権で爆発できるようにこれから毎日切磋琢磨できるようにやっていきたいです」

Q:自分がいない間にいろんな選手が台頭してきて、ポジションが安泰というわけではなくなりました。そこも悔しさがあったのでは?
「山田耕介監督がとある試合後に『色んな選手が活躍しているから根津のポジションがないかも』というコメントをしていて、それを知ったら素直に悔しかった。ただ、自分ができることを100パーセントやれば、自分はチームを活性化できると思っていたので、焦らず怪我を治すことだけを考えていましたね」

Q:今回、インターハイ直後の和倉ユース大会に帯同しない決断をしました。リハビリをするための選択でしたが、そこはどういう胸中で決めたのですか?
「自分も去年経験して、素晴らしい大会でした。そこで自分も成長できた実感があったんですけど、今年はインターハイの後でチームもノリに乗っていたので自分も行きたかったのですが、100%の状態でプレーできないのでそれを評価とされてしまうのも嫌でした。1回チームから外れてもう1回調整して、プレミアリーグに挑みたいという気持ちで焦らずにやっていこうという気持ちでその選択をしました」

Q :最後に選手権に向けた意気込みをお願いします!
「3冠達成を目標にしている中で最後にある大会。前橋育英に入ってきたのも選手権で優勝するためだし、この仲間となら獲れるタイトルなので自分が中心になってチームを活性化させていきたい。自分としても目に見える結果が欲しいので、得点もそうですけど、自分が中心になって勝利を掴めるように成長したいし、これからは怪我と相談しながらしっかりやっていきたいです」