星稜高校を全国屈指の名門に成長させた河﨑護監督にインタビューさせてもらったぞ！
過去の選手権でのエピソードや指導面について、いろいろと聞かせてくれたぞ。

☆インタビュー前編はこちらから！

「選手権で大事なのは、最初の勝利。その勝利が次の勝利を導くと思っています」



Q:今年のチームの特徴は？
「正直、他のチームと比べて特徴はないかもしれないですね。ごくごく普通にバランスよく選手を配置できたかなという風には思います」

Q:選手権は、インターハイや高円宮プリンスリーグなどとやはり雰囲気は違いますか？
「どうなんですかね...(笑)。まぁ注目度が違いますよね。スタジアムでやるし、TV中継もあるし。やっぱり他の大会とかとは違うと思いますよ」

Q:3年前に選手権で優勝を飾ってから、他の高校からのマークはやっぱり厳しくなりましたか？
「もうちょっとマークしろって言いたいくらいですよ(笑)。スカスカです。ノーマークノーマーク(笑)」



Q:選手権への目標と意気込みを。
「初戦必勝です。俺の言葉ではないですけど、ひとつの勝利が次の勝利を呼ぶという。だからこそ初戦必勝という言葉があるので。優勝したときはベンチに入っていないけど、前の年も準優勝して、「優勝しに行くぞ」と最近よく子供たちが言うようになってきているけど、俺はトーナメントを上の方まで眺めることはあまりないです。初戦で対戦相手がどこで、会場や時間などは見るけど、私にとってこの選手権で大事なのは、最初の勝利。その勝利が次の勝利を導くと思っています。1勝ができず、31日に帰った経験があるんですよ。。1回戦で負けて、つらいですよ。なかなか...」

Q:選手権で勝ち上がった場合は、関東圏にずっといられるんですよね？
「もちろん勝ってたらいますよ。たまに準々決勝と準決勝の間が空いたら、御殿場に移動して、調整の合宿を行ったりしますね。で、そこは何ともいえない人間幸せと感じる時間ですね。あれだけ準決勝、決勝を迎えるにあたって、毎日が心地よいというか、勝ち上がってきてここにきて、次の準決勝とか思ってトレーニングするというのはワクワク感だらけですね(笑)」

Q:相手のリサーチなどはされますか？
「リサーチはやっぱりしますよ。するけど、逆に意識しすぎて自分のチームの良さを出せなかった経験があるんですよ。これは反省ですね。
（相手を消しにいこうとしすぎたということですか？）そういうことです。消しにはいくけど、消した上で自分たちの良さをどう出すのかが課題となるわけですね。子供たちに意識させすぎるとね」

Q:基本は河﨑監督の指示にそってやると思いますが、自由な発想なども多少は活かさせたりはしますか？
「（自由な発想）があってほしいと思うんですけどね。俺はけっこー雁字搦め（がんじがらめ）にするタイプなんで。でも対してたくさんは言ってないんです。『徹する』ということがあるわけです。徹した方が勝ちとか。あれもこれもやりすぎて、どれもうまくいかなかったということもあったんで。だったらそれに対して、一つ、二つ、多くて三つを徹底させるわけです。そこだけは雁字搦めにするというか、しっかりやってくれよと伝えます。それ以外はお前らのアイディアがなければ勝てないよと」

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