全国の高校生たちは、どんな一日を過ごしているのか?今回取材に協力してくれたのは、第96回全国高校サッカー選手権に鳥取県代表として出場する米子北高校サッカー部の佐藤壮太選手!
佐藤 壮太(TOP写真:最前列右)
■ポジション:GK
■学年:3年
■身長/体重:176cm/72kg
■出身チーム:サルパFC(兵庫)
■自分の見てほしいプレー:「1対1のストップ、気持ちのこもったプレー」
◇佐藤選手の一日のスケジュール
6:30 起床・朝食
7:30~8:00 朝練
8:00~14:45 学校(※6時限の日)
15:00~19:00 練習・自主練習
~21:30 入浴・食事
21:30~ 掃除
22:00 点呼
~23:00 勉強・自由時間
23:00~6:00 消灯・睡眠
■佐藤選手の寮生活
2010年から8年間、鳥取県内の公式戦(新人戦・総体・選手権)で負けなしと無敵の強さを誇る米子北高校。インターハイでは2009年に準優勝、2015年と16年にはベスト8に進み、高校選手権では2014年度のベスト16など、全国大会でも結果を残している強豪校です。県内出身者だけでなく、他県からも選手が集まっており、サッカー部の寮は2カ所。野球部員と共同で暮らす寮では、15人の部員が共同生活を送っています。
寮長を務めているのは、兵庫県出身の佐藤壮太選手。「中学までは両親に頼りきりだったので、寮に入ったばかりの頃は洗濯のやり方もよく分からず、大変でした」と当時を振り返ります。現在は3年生になり、少し慣れてきましたが、「眠くても自分で洗濯をしたり、干したりする経験を通じて、両親のありがたみがよく分かりました」といいます。
取材した寮のサッカー部員は、3年生が2人、2年生が4人、1年生が9人。佐藤選手は「1年生は寮に入って半年が過ぎましたが、時間を守ることなどで、まだあいまいなところもあります。上の学年の選手が注意して、しっかりやっていけるようにしたい」と語ります。ただ、寮生には共同生活ならではの一体感があるそうで、全員が充実の日々を送っている様子が伝わってきました。
寮生は朝6時30分から朝食を摂った後、学校に向かいます。7時30分からの朝練の後は授業を受け、終了後に再び練習した後、寮に戻って夕食。朝食と夕食は寮母さんが作ってくれて、取材当日も「鶏の骨付きもも肉の照り焼き」など、おいしそうなおかずがたくさん並んでいました。しっかり食べるのも練習の一環なので、選手たちはどんぶりに盛ったたくさんのご飯を食べ、体作りに余念がありません。夕食後は21時30分から掃除があり、22時の点呼の後は自由時間で、それぞれ洗濯や勉強をします。1人に1部屋が割り当てられているので、勉強も集中して取り組めます。
今年度から高校年代最高峰の舞台、プレミアリーグWESTに参戦している米子北高校は、高校選手権にも8年連続13回目の出場を決めています。磨き上げてきた伝統の堅守速攻はもちろん、日々の寮生活や厳しい練習で鍛えた精神力とチームワークも武器にして、全国大会での上位進出を狙います。
≪米子北高校サッカー部公式サイト≫
≪米子北高校サッカー部facebookページ≫
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