広島の強豪・広島観音高校サッカー部のキャプテンは、どんなやりがいを感じて、どんな苦労をしてきたのか。取材協力してくれたのは、チームをまとめる今野優利選手!
今野 優利
■ポジション:DF(CB)
■学年:3年
■身長/体重:176cm/68kg
■出身チーム:シーガル広島(広島)
■自分の見てほしいプレー:ポジション取りやカバーリング、声出しなど、チームを支えるプレー
Q:広島観音のキャプテンは、日々の練習メニューを考えることも仕事ですが、どんなことを意識してメニューを考えていますか?
「毎週末に試合があるので、そこで出た課題をチームでミーティングして、それに沿ったメニューを考えています」
Q:他にはどんな仕事があるのですか?
「キャプテンの仕事は地味なことが多くて、始める前は気付かなかったです。練習の出席状況を先生に報告するのもキャプテンの仕事で、100人以上いる部員から情報が集まるので、結構大変です」
Q:キャプテンとして意識していることは?
「サッカー以外のことでは、あいさつや、授業が終わった後に率先して黒板を消すことなどを意識しています。サッカー面では、昔は声を出すときに具体的な指示などが多かったんですけど、キャプテンになってからは、流れが悪いときに周りを鼓舞する声が重要だと感じていて、そういう声が多くなっています」
Q:キャプテンのやりがい、楽しさは何ですか?
「キャプテンになってから、周りのみんながプレーのことなどを相談しに来るようになりました。それはうれしいですね。去年から試合に出ていた選手は自分を含めて3人しかいないので、他の2人と一緒にチームを引っ張っていこうと思っています」
Q:キャプテンとして感じている、現在のチームの課題は?
「3月の中国新人大会は3日間で4試合を戦う日程で、疲れてくると運動量が落ち、声も少なくなっていました。運動量を増やして、もっと強いチームになっていきたいです。フィジカルトレーニングはきついですが、週に一度ですし、オフの日もあるので、1回の練習の質をいかに高くするかが大事になると思っています」
Q:広島観音の全体練習は週休2日ですが、意識していることはありますか?
「勉強との両立を、昔は同時にやろうとしていました。いまは一つずつ、練習の日は練習をやり切って、オフの日は少し筋トレをして、終わったら帰って勉強しています」
Q:新チームの目標は?
「選手権やインターハイ、全国に行きたいです。行くだけでなく、選手権ではベスト4に行って、埼玉スタジアムのピッチに立ちたい。去年の3年生にはスター選手がいて、インターハイには連れていってもらった感じでした。今年はそういう飛び抜けた存在の選手はいませんが、みんなで戦って、全国ベスト4以上を目指します。そのために自分自身は、キックの質やパスの精度を高めていきたいです」
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