慶應義塾高校サッカー部(神奈川)のキャプテンは、どんな苦労ややりがいを感じているのか。キャプテンの宮本大地選手が取材に協力してくれたぞ!
宮本 大地
■ポジション:FW
■学年:3年
■身長/体重:177cm/72kg
■出身チーム:慶應義塾中等部(東京)
■自分の見てほしいプレー:「キープ力、裏へ抜け出しで点を取る、シュート」
Q:キャプテンになった経緯は?
「このチームでそういうことは選手が決めるというのはほとんどなくて、監督がほとんどそういうことは決めています。僕ともう1人が1年生の最初のときから試合に絡んでいて、どういう経緯で選んでもらえたのか伝えられてないですけど、キャラクター的に僕が選ばれたのかなって感じです」
Q:1年生のときから2人のどっちかがキャプテンだろうなっていうのは感じていました?
「そうですね。例年最初から試合に絡んでいる選手の中から選ばれている感じなので、キャラクターがキャプテンに向いてるかというよりも、最初から(試合に)絡んでいたっていうのが重視されていると思います。あと、僕は慶應中等部のときもキャプテンだったのでそれも考慮されたのかもしれないです。指名されたのは、選手権予選後の1か月経ったときぐらいですかね」
Q:キャプテンをやっていて大変なことは?
「僕の学年は32人で少ないですけど、逆に1個下の学年が70人と多くて、全体でも100人いるんで、全員が一気に集まるっていうのもあまりないし、その人数をまとめるっていう難しさは感じます。あと個性的なメンバーが多いので(笑)」
Q:上下関係は厳しかったりする?
「部活を離れるとあまり関わらないので,後輩は怖いと思っている先輩もいるとは思いますけど、全然ため口もあります。部活中のときはすごくため口も多いですし、日常生活の中でも、ベースは敬語ですけど、全然仲いい先輩とかにはため口になりますね」
Q:今年のチームの特徴とか強みっていうのはキャプテンから見てどこですかね?
「一昨年に全国大会(インターハイ)に出たときはタレント揃いで、去年もキャプテンが絶対的存在でそういう絶対的な存在の選手が例年いたんですけど、今年はいないので...。けど、前線は結構個性が強いメンバーが揃っていて、交代してもそれぞれの持ち味を出せるような選手が多いので、それがチームの得点につながっていると思います。守備面は、去年のキャプテンがCBですごい選手で、それと比べると劣りますが、あいつ(氏家健太朗選手のことを指さして)とか、1つ下去年からずっと試合に絡んでいる選手が中心になって、3バックでやっています」
Q:神奈川では、どこが強敵と考えていますか?
「例年強いのは三浦(学苑)とか桐光学園ですかね。三浦(学苑)には公式戦5連敗中くらいなので。。他にも東海大相模や日大藤沢、近くだと法政二も強いですね」
Q:三浦学苑とそんなに相性が悪いのですか?
「三浦(学苑)とは本当に相性が悪いですし、すごくよく当たるんですよ。なので、全員がリベンジに燃えてます。次に当たったら全員がもう120%出す気持ちで臨みます」
Q:法政二は学校が近いですし、意識している部分はありますか?
「今年からリーグ戦で入れ替わりで法政二が1部に上がって、慶應が2部に下がってと立場が逆転しました。近くだから練習試合も結構しますね。けっこうガツガツくるチームで、練習試合では勝ったり負けたりで互角?くらいと思っています。関東大会予選も2回勝つと法政二に当たるんで、そこでしっかり勝ちたいですね」
Q:最後にキャプテンに今年の抱負をお願いします。
「去年の代はメンバーが結構揃っていたにもかかわらず、リーグ戦で降格して、トーナメントでも結果を残せなかったので、リーグ戦を1年で1部に昇格する。2週間後に関東大会もあるので、そこも勝ち進みたいです。最終的な目標は、選手権に出てどんどん上に行くことなのでそこに照準を合わせたいですけど、関東もインターハイも出られるように、頑張って練習していきたいです」
Q:やはり獲れるタイトルは獲りたいですか?
「そうですね。部の目標は全国制覇なんですけど、まだ全国に1回しか出たことがないので。まずは全国に出るために、神奈川を制覇するってところからなんですけど。そこから全国でも勝てるようなチームにして、最終的には選手権を獲りたいです」
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