東京の強豪・駒澤大学高校サッカー部のキャプテンは、どんなやりがいを感じて、どんな苦労をしてきたのか。
取材協力してくれたのは、チームをまとめる齋藤我空選手!
齋藤 我空
■ポジション:DF
■学年:3年
■身長/体重:177cm/66kg
■出身チーム:Forza'02(東京)
■自分の見てほしいプレー:対人、カバーリング
Q:キャプテンに選ばれた経緯は?
「自分は1年から試合に出させていただいてて、そういう経験とかをチームに伝えなくてはいけない立場ではあって、プレーの部分でも、生活面の部分でもチームを引っ張っていけなければいけない存在という感じではあったので、なりそうだなという感覚もありました。正直...、中学(Forza'02)のときもそうだったんですけど、人前に出るのがあまり好きな方ではないので、チームをまとめるというのも比較的あんまやらない性格というか、タイプだったので、それをわかった上で亀田先生なども任命してくれたのかなと思います」
Q:どっちかというとプレーで引っ張るタイプ?
「できれば、プレーの部分でチームを引っ張っていけたらなというのはありますね」
Q:全国的に見ても大所帯だと思いますが、部員数が多いことで大変なことはありますか?
「250人くらい部員がいて、学年ミーティングをよくするんですけど、1学年80人以上はいるので、意見がいっぱい出てなかなかまとまらなかったりで、ちょっと人数が多すぎてまとめる面では大変ですね...」
Q:250人が一斉に集まるときはあるんですかか?
「夏に菅平で行う合宿は全員参加で、そういう合宿とかで横とか縦の関係をより繋げていきたいなと思っています」
Q:正直、知らない部員はいますか(笑)?
「言ってしまえば(笑)。同じ学年の部員は全員把握していますが、新しく入ってきた1年生の顔と名前はまだ一致しない部分はありますね」
Q:キャプテンをやっていて良かった点や、やりがいなどはありますか?
「自分も生活面ではまだまだ甘い部分があって、キャプテンをやるのも正直そんなやりたいという訳ではなかったんですけど、そういう部分でも成長していかなければ次のステージにはいけないと思ったので、任命されたからにはちゃんとやろうという意識ではいます」
Q:チームに副キャプテンはいるんですか?
「正式な副キャプテンは決まっていないんですけど、自分をいつもサポートしてくれるのは、GKの雅崇(宮崎)なんで、副キャプテンは雅崇でいいんじゃないですかね(笑)」
Q:今まで正式なキャプテンは選手権まで決まらないと聞いたことがあるのですが?
「うちは学年が変わってすぐにキャプテンを決めるチームではないので、去年はTリーグでコロコロ変わったり、回してやっていたりはしました。今年に関しては自分がキャプテンになりましたが、一回は変わったりもして、また自分になり、それから比較的自分が大会を通してもキャプテンをやっていますね」
Q:齊藤選手が駒大高を選んだ理由は?
「最初はやっぱり地元の埼玉の学校でやろうと思っていましたが、駒大高の試合を見て自分のプレースタイルに合うというか、空中戦とか上に強い選手が集まるかなと思ったので、そうしたら自分の持ち味であるカバーリングが活かせると思いました。あと、応援が凄かったので、あのなかでプレーしたいなというのはありました。
あと、埼玉から1時間半くらいかけて通っていて、朝も早いので親にはけっこう助けられています」
Q:今後の目標を。
「関東大会予選もインターハイ予選も負けてしまったので、やっぱり最後に一花咲かせるっていったら選手権しかないので、高校サッカーの華といったら選手権と大野監督もよく口にするんですけど、最後の大会で今の仲間と選手権予選を勝ち上がって、全国には行きたいなと思っています」
Q:関東大会予選とインターハイ予選での敗退はショックでしたか?
「そうですね。特にインターハイ予選は去年の選手権予選で敗れた多摩大目黒に、同じ会場で負けてしまったので、やっぱり自分達には何か足らないんだと感じました。あと一押しというわけではないですが、まだまだ自分の甘さが出た試合だったと思います」
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