インターハイ岩手県予選を勝ち抜き、全国大会への出場を掴み取った遠野高校サッカー部。
今回は、遠野高校サッカー部を支える阿部杏海さんにマネージャーになった理由からやりがいや大変だなと思ったことなどを聞きました!

阿部 杏海
■学年:3年
■出身中学:遠野中学(岩手)

「私は奥州市のクラブチームでサッカーをしていました。でも、中学2年の冬に病気が発覚して、何度か治療と復帰を繰り返したのですが、最終的にプレーすることは諦めなければいけない状態になり、そこで選手としては区切りをつけました。小学校の頃の少年団も青白のユニフォーム、通っていた中学校も遠野中学校で同じユニフォームで、そこへの憧れもあって遠野高校に進み、マネージャーという形でサッカーと関わっていくことを決めました。

でも、いまだに練習を見ているとボールを蹴りたくてうずうずしてきますね(笑)。強い衝撃がなければ体は問題ないので、練習終わりに選手と鳥かごやシュート対決をしたりはしています。

遠野高校はこれまでマネージャーがずっといなくて、少なくとも女子マネージャーは創部以来初めてみたいです。だから最初は何をやればいいのかもわからずにいましたけど、優しい先輩たちから必要なことを教えてもらって、自分でもいろいろ考えてやってきました。

マネージャーは1人だけですけど、大変なことは何もないと言いきれます。何より、サッカーに関われていることが幸せだからです。つらいと思ったことはありませんし、東北新人での準優勝から、県制覇、東北総体優勝と、選手の活躍が本当にうれしくて私自身の活力にもなっています」