ドリブルサッカーで名高い聖和学園高サッカー部のキャプテンは、どんな苦労をしてきたのか。取材協力してくれたのは、聖和学園高サッカー部のキャプテンDF杉本大成選手

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杉本 大成
■ポジション:DF(左サイドバック)
■学年:2年
■身長/体重:158cm/58kg
■前所属:ASラランジャ豊川(愛知)
■自分の見てほしいプレー:「身長は小さいですが、ドリブルでDFラインからガンガン攻撃参加することと体力が武器です。守備でも攻撃でもチームに貢献します。」

Q:キャプテンに選ばれた経緯は?
「自分はあまりキャプテンらしくないですが、大好きなドリブルサッカーをするチームをまとめる立場は憧れでした。憧れの先輩(ASラランジャ豊川から聖和学園に入り昨年キャプテンを務めた小原基樹)もキャプテンをやってお手本になったので、自分もこのチームのまとめ役として、高いレベルでやっていきたいと思いました」

Q:昨年のキャプテン小原選手からは何か言葉がありましたか?
「中学生の頃からの(先輩後輩の)仲ですが、「俺の代は全国に行けなかったけれども、お前らは絶対全国大会に出てくれ。出たら絶対に見に行く」と言われましたので、絶対に全国大会に行こうと思っています」

Q:昨年11月に行われた宮城県新人大会はベスト4に終わりましたが?
「新人大会という大きな大会に向けて、みんなで切磋琢磨して頑張ってきたのですが、準決勝で仙台育英と対戦して0-4で敗れました。自分たちの技術の無さと精神的・体力的に全然全国レベルに達していないことを痛感させられました。インターハイ、選手権までには全国レベルに達するように、もっとチームで一致団結して頑張っていきます」

Q:キャプテンになって苦労していることは何ですか?
「楽しむ場とやらなければいけない場のメリハリがついておらず、全部ワイワイと違う方向に楽しんでしまい、やる時はやるという感じにならなくてまとめるのが大変な代です。また、逆におとなしすぎる側面もあって、盛り上げなければいけない時におとなしくなってしまうこともあります」

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Q:周りに助けられたことは?
「最初は自分が練習するためにマーカーやコーンを並べるなど準備をしていましたが、だんだんみんなが手伝ってくれるようになりました。ストレッチも前より早くできるようになりました。自分たちが使う教室も最初は汚かったのですが、みんな協力して綺麗にしてくれて、生活面でもだんだん変わってきています」

Q:キャプテンという立場に立って充実していると思える時は?
「最初キャプテンをやった時は自分で良いのか、自分にできるのかと思いましたが、キャプテンをしながら楽しいサッカーができますので、大変ですが楽しくてキャプテンをやって良かったです。練習で楽しいのも良いですが、全国大会に出てキャプテンとして楽しいサッカーをして、勝っていきたいです」

Q:全国大会出場に向けては?
「今は冬なので追い込みと言って、ドリブルで技術や体力を上げようとしていますが、みんなで声を出していきたいです。新人大会で仙台育英に0-4と大きな差がついたので、一日一日を大切にして、細かい所まで突き詰めないと追いつけません。練習の質を上げて、みんなで楽しんで頑張っていきたいです」

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