"セクシーフットボール"で選手権優勝経験を持つ滋賀の強豪、野洲高校サッカー部のキャプテンは、どんなやりがいを感じて、どんな苦労をしてきたのか。取材協力してくれたのは、チームをまとめる片岡海斗選手!

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片岡 海斗
■ポジション:FW
■学年:3年
■身長/体重:170cm/64kg
■出身チーム:SAGAWA SHIGA U-15(滋賀)
■自分の見てほしいプレー:ゴールへの意欲

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Q:キャプテンになった経緯を教えてください。
「昨年、試合に出ていた2人(当時2年)のどちらかにしようという話になっていて...。最終的にはスタッフの方々と昨年のキャプテンとの話し合いで僕になりました」

Q:選ばれた時の気持ちはどうでしたか?
「昨年の江口稜馬さん(阪南大学)が、いいキャプテンだと言われていたので、正直プレッシャーはハンパなかったです(笑)。でも、その環境の中で、自分にはどれくらいの力があるのかを知りたかったし、今後の人生で必ず役立つと思いました」

Q:キャプテンとして一番つらかったことは何ですか?
「昨年の12月半ばくらいに新チームになったんですけど、ずっと勝てなくて...。チームに力がなくて、キャプテンとしてどうしたらいいか分からなくて悩んだ時期がありました。負け癖をつけたらアカンと言われていた中で、勝てるはずのチームにも引き分けたり...。みんながどう思っているのかも分からなかったし、個人的にも思うようにプレーできず、すごく悩んだ時期がありました」

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Q:そのスランプからはどうやって抜け出しましたか?
「インターハイ予選の前に、3年生のトップチームの選手だけで話しました。ここからどうしたいか、インターハイはどこを目標にするか...。そこで、みんなが腹を割って話し合えたのが大きかったと思います。キャプテンとして練習でどんな声をかければいいのかもなんとなくつかめました」

Q:個人的には、そのミーティングで何か変化はあった?
「僕も含め、今年の3年生は自分を表現できるヤツが少ない。先生に何か言われてヘコんだら、ヘコんだままになるヤツも多くて...。個人的にも、あまり声を出すタイプではなかった。でも、そのミーティングでは自分から話してくるヤツもいっぱいいて、全員で意見をぶつけ合えた。それを見て、自分も殻を破らないといけないなと思ったし、それから声を出すようになりました。インターハイは滋賀県予選準決勝で草津東高校に負けてしまったけれど、チームとして成長はできていると思いますし、選手権に向けて仕切り直して、次は絶対に全国へ行きたいと思います」

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