3年連続で選手権出場を決めた長崎総科大附高校サッカー部(長崎)のキャプテンは、どんなやりがいを感じて、どんな苦労をしてきたのか。取材協力してくれたのは、チームをまとめる奥村幸司選手!

選手権初戦で対戦する浜松開誠館(静岡)はどんなチームなのか?

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奥村 幸司
■ポジション:MF
■学年:3年生
■身長/体重:157cm/57kg
■前所属チーム:千里丘FC(大阪)
■自分の見てほしいプレー:運動量、相手の攻撃の芽を潰すところ

Q:部員が155人もいるので、まとめるのは大変じゃないですか?
「これだけいるとどうしても目の届かないところがあるんですけど、とくに最初の頃は、自分の中で名前が分からない選手や、名前と顔が一致しない選手もいるので大変でした。だから最初はチームを一つにするために何をやるかということを考えて、全員の名前と顔を全部憶えました」

Q:今年のインターハイは県大会の初戦で敗退。キャプテンとしてどういう気持ちでしたか?
「先輩が作ってきた伝統に泥を塗ってしまったと感じました。そこは重く受け止めてミーティングのときに何かを変えていこうと話をしました。そこからは、授業が終わってから練習へ向かうときに、それまではゆっくり歩いてたのを走るようにしたりとか、プレー外のことから声かけて、雰囲気を変えていきました」

Q:チームではボランチをやっていますが、このポジションでのやりがいは何ですが?
「自分はチームの中でも技術が劣る方なんですが、技術の代わりに自分の持ち味である運動量を生かして、相手の攻撃を潰してそのまま自分たちの攻撃につなげられたときは楽しいですね。攻撃が自分から始まったと感じられるので(笑)」

Q:では逆にボランチの難しさはどういったところになりますか?
「運動量が持ち味ではあるんですけど、やっぱり人より動くのはキツイですよね(笑)。それに考えて動かないとチームの迷惑にもなりますし。周囲との連携やバランスを考えながら、自分の武器である運動量を生かすのが難しいです」

Q:目前に迫った選手権ではどんな戦いをしていきたいと思いますか?
「他の出場校より個の技術で劣る分、組織力でカバーしようというのが今年のチームなので、前向きな言葉をかけて、みんなが良い取り組みができるようにしたいと思います。個人的に中盤で相手の攻撃の芽を潰すところを見せたいとか、日本一を目指すという気持ちもあるんですが、まずは目の前に集中して戦っていきたいです」

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