3年ぶり29回目の選手権出場を決めた福井の名門・丸岡高校サッカー部のキャプテンは、どんなやりがいを感じて、どんな苦労をしてきたのか。取材協力してくれたのは、チームをまとめる宮永任選手!

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宮永 任
■ポジション:FW
■学年:3年
■身長/体重:170cm/60kg
■出身チーム:坂井フェニックス丸岡ジュニアユース(福井)

Q:キャプテンになった経緯を教えてください。
「昨年の先輩が引退してからしばらくは、キャプテン不在のまま新チームがスタートしました。昨年11月に小阪監督と話す機会があり、『これまでのように他人に任せていてはいけない。いつまでも逃げてちゃいけないから、キャプテンをやるべきだ』と言われました。不安もありましたが、自分が変わるチャンスだと思い、すぐに決断しました」

Q:キャプテン向きの性格ではなかった?
「小中時代は、選手の一番上に立つ仕事はまったくやってきませんでした。ゲームの中で声を出すのは得意なんですけど、先頭に立つ仕事は逃げていた部分がありました。監督は、そうした自分の性格を分かっていて、チャンスをくれたのだと思います。昨年の3年生が選んだ次のキャプテンが僕だったのもキャプテンに推薦してくれていたそうです。選手権行きを決めた後に先輩から教えてもらったので、ホッとしました。今ではやりがいも感じています」

Q:チームをまとめるために意識していたことを教えてください。
「言葉で伝えることも大事ですが、同じくらいチームメイトに背中で感じさせることも大事。昨年とは比べ物にならないくらい、トレーニングから全力でプレーするようにしました。キャプテンになってみて、これまでの自分の甘さが分かって、先輩たちに申し訳ない気持ちになりました。自分の弱さがよく分かった一年でした」

Q:やっていて良かったと思ったのは、どんな瞬間ですか?
「今回の選手権のように結果が出た時は、とても嬉しかったけど、それまではしんどい時間の方が長かった。3年間選手権に出られていないというプレッシャーも皆にあり、それを背負って頑張らなければいけないのも大変でした。インターハイ予選の決勝で自分がPKを外したせいで負けた時は特に気持ち的にしんどかったです」

Q:最後に選手権への意気込みを教えてください。
「夏以降は良いチームや大学生とたくさん試合をしてきたので、相手が格上でもやれる自信はあります。初戦で対戦する東山はインターハイ3位のチームなので、凄く楽しみ。失う物は何もないので、全員で前に向かう姿勢を見せながら試合を楽しみたいです」

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