どんなところにこのチームの良さを感じたのか。数ある高校やクラブの中から絞り込んで選びぬいた高校には、必ず選んだ理由があるはず。今回は、3年ぶり29回目の選手権出場を決めた丸岡高校（福井）の馬場脩介と松下大真に選んだ理由などを聞いてみたぞ！


馬場 脩介
■ポジション：MF
■学年：3年
■身長/体重：178cm/67kg
■出身チーム：高槻FCジュニアユース（大阪）
■自分の見てほしいプレー：球際の強さとロングキックの精度

■何で丸岡を選んだの？
「大阪は激戦区で、どこが選手権に出るか分かりません。どうしても選手権に出たかったので、地方に出て勝負しようと考えていたのですが、中学のチームの先輩とコーチが仲良かったので、丸岡に行こうと思いました。練習参加した際は、技術よりも気持ちで負けないという高校サッカーで大事なことを追求しているのが印象的でした。中学時代はボールを回すチームだったので、走りが多い丸岡に入ってからは大変でした。1か月くらいは練習にもついていけず、チーム全員が決められた時間内に走らないといけないタイム走では迷惑をたくさんかけました。ただ、親元を離れて生活することで親のありがたみが分かりました。自立出来たことで、責任感も強くなったとも思います。選手権ではチームが勝つことを拘って、仲間のために走りたい。その中で、自分の持ち味であるボール奪取から速い攻撃を見せたいです」


松下 大真
■ポジション：DF
■学年：3年
■身長/体重：173cm/60kg
■出身チーム：芦原中（福井）
■自分の見てほしいプレー：オーバーラップなどオフザボールの動き

■何で丸岡を選んだの？
「3人いるお兄ちゃん全員が丸岡のサッカー部に所属し、全国に出ていたからです。小学校2年生の時に初めて選手権を見て、大迫勇也選手に衝撃を受けました。中学3年生の時には一度、北陸高校への進学を考えたのですが、ちょうど3番目のお兄ちゃんが選手権出場を決めました。そこから福井では丸岡が一番強く、練習試合で強いチームとたくさん出来る。自分が成長できる場所だと改めて感じ、丸岡に行く気持ちが固まりました。お兄ちゃんたちは一度も全国大会で勝てていないので、お兄ちゃんたちよりも良い成績を残したいという気持ちも強かった。でも、これまで2年間は一度も選手権に行けず、今年が最後のチャンスなので、どうしても行きたかった。一番上のお兄ちゃんからは、『予選で負けるなよ』と言われていたので、行けて良かったです。東山は総体で良い成績を残しているので強いと思うのですが、皆で良い準備をして、頑張りたいです」

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