2023年59校目は、昨年度の高校サッカー選手権でベスト4に入り、今季はU-18高円宮杯プレミアリーグWESTに初参戦している神村学園高校サッカー部!
取材に協力してくれたのはキャプテンで来季からベガルタ仙台でプレーする西丸道人選手。キャプテンを任されるようになった経緯や冬の選手権への意気込みなどを語ってもらいました!

nishimaru.jpg
西丸 道人
■ポジション:FW
■学年:3年
■身長/体重:169cm/68kg
■前所属チーム:神村学園中学(鹿児島)

Q:キャプテンになった経緯を教えてください。
「昨年度の冬の高校サッカー選手権準決勝で敗れた次の日に、みんなで朝ごはんを食べていたんです。吉永夢希と自分と有馬康汰の3人で食べていたら、 その時に有村圭一郎監督がテーブルに来て、『来年のキャプテンはどうする?』という話をされ、そこで僕は否定したんです。『自分はちょっと...』という感じで言って、『(難波)大和がいいと思います』と、他の2人と一緒に推しました。そしたら、有村監督から『それでもいいよ。でも、もう1回ここに戻ってきて本気で日本一を取るんだったら、お前がやった方がいい』と言われたんです。それを言われたら、僕も期待をされているという意識が芽生えて、断るべきではないなと思いました。そして、その時に準決勝後のロッカールームでの出来事も思い出したんです。昨年度のキャプテンである大迫塁先輩からも『お前がキャプテンマークを付けて、もう1回ここに戻ってこい』と声をかけてもらいました。そういう経緯も含めて、自分がやってやろうという気持ちになりました」

Q:元々、中等部時代もキャプテンをやっていました。高等部でも"俺がやる"みたいな気持ちはなかったのでしょうか?
「自分はFWなので、シュートが入らない時や相手と駆け引きして、うまくいかなくてイライラしている時に、チームのことまで考えられるか不安だったんです。自分の性格も含めて、本当にキャプテンらしくできるのか考えた時に厳しいと感じていました。それと同時にキャプテンの話があった際は、高校選抜などに入った経験がなく、Jクラブからのオファーもまだなく、プロ入りを目標にする中で焦りがかなりありました。自分のことに集中したいと言えば言い過ぎかもしれないですが、まずは自分が成り上がりたいという考えが強くて、スッとキャプテンになろうとは思わなかったですね」

Q:有村監督は2月の九州新人戦で、西丸くんにはキャプテンになったことで、もっと大人になってほしいという話をしていました。環境が人を変えるという意味では自身の成長はどう感じていますか?
「キャプテンをやっていなかったら今の自分はいないし、プロクラブに内定ももらえなかったと思います。プレミアリーグでゴールを重ねられている点も含め、(キャプテンにならなかったら)全てのことができていなかったと思います。キャプテンになってから気がついたことがたくさんあるので、期待を込めて自分を指名してくれた有村監督には感謝しかないですね」

Q:最後の選手権まで残された時間は限られています。昨年度の大会では福田師王選手から想いを託されました。改めて意気込みを教えてください。
「県大会を勝ち抜くのが一番きついと思います。いろんなチームの選手と話しても県大会が一番きついと話していますし、まずは県大会を勝ってからが勝負です。しかも、今年は(U-17ワールドカップに出場するチームメイトがいるので)スーパーシードで準決勝から戦います。やりにくさもいろいろあると思います。自分たちは負けても叩かれるだけなんですが、後輩たち、来年以降の戦いのことを考えたら、そういった見られ方もされてしまう。来年を見据えた上でも、僕たち3年生は後輩たちのために戦いたいです。プレッシャーはありますが、結果だけを求めていきたいです」



cp_banner1.jpg






yokoyama_1.jpg umeki_1.jpg






kanda.jpg gunji.jpg