2年ぶり11回目の選手権出場を決めた和歌山北高校サッカー部(和歌山)のキャプテンは、どんなやりがいを感じて、どんな苦労をしてきたのか。取材協力してくれたのは、チームをまとめる松本修造選手!

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松本 修造
■ポジション:DF
■学年:3年
■身長/体重:170cm/59kg
■出身チーム:ベローラ日高(和歌山)
■自分の見てほしいプレー:状況に応じた守備と攻撃への関与

Q:キャプテンになった経緯を教えてください。
「昨年12月に新チームがスタートするタイミングで中村(大吾)監督に選ばれました。副キャプテンの上田樹生と僕は1年生から選手権のメンバーに入っていたので、どちらかがなると思っていました。ただ、今年は個性が強い選手が多い。運動能力は高いのですが、しっかりしている選手がいないので、選ばれた時は『コイツらをまとめられるかな?大丈夫かな?』と不安の方が強かったです」

Q:実際になってみて大変でしたか?
「サッカーでは頼りがいがあるのですが、普段の生活ではアホばっかり(笑)。練習後に自主練しない選手は早く帰るように言われているのですが、部室で一発芸をやりあったり、ネタばっかりやっているんです...最初は僕がしっかりしないとダメだと思い、注意するようにしていたのですが、僕のキャラに合ってなかった。なので、途中からは『ラスト1回にしとけよ』とか、程よく場が盛り上がる程度に留めるようにしています。とりあえず、ふざけたノリが長引かないように意識しています」

Q:言い方を変えてから、チームの変化はありましたか?
「僕らの1年生の頃の先輩は、弛んだ選手に『しっかりせえ!』と言うタイプでした。最初は同じやり方をしていたのですが、変えてからはチームの仲が良くなりましたし、練習にも活気が生まれました。後輩も積極的に練習に取り組むようになりましたし、練習の準備や片付けも嫌々ではなく、率先して動いてくれるようになりました。今年の代に合ったやり方だったのかもしれません」

Q:キャプテンをやっていて良かった瞬間は?
「中村監督って学校でも生活指導部長をやっているので、普段は結構怖いんです。ただ、キャプテンをやってからは距離が近くなり、たまに笑うのが見られるのが嬉しい。笑った時の白い歯がめっちゃ可愛いんです(笑)。あと、隙も見せないので、見れた時は嬉しい。選手権の抽選で東京に行った時に帰りの新幹線で奢ってもらった弁当がとても美味しかった。監督はどんなリアクションしているのだろう?と前の席を見たら、めっちゃ喜んでいて可愛いなと思いました(笑)」

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