2019シーズンの20校目の取材は、大阪の強豪・履正社高校サッカー部!
強豪を引っ張るキャプテンは、どんな苦労をしてきたのか。取材協力してくれたのは、チームをまとめる久我幸生キャプテン!
久我 幸生
■ポジション:DF
■学年:3年
■身長/体重:180cm/75kg
■出身チーム:ガンバ大阪ジュニアユース(大阪)
■自分の見てほしいプレー:ヘディングの高さと体格に入れるボール
Q:キャプテンになった経緯を教えてください。
「1年生の時に学年リーダーをしていたので、そのままチームの中心としてプレーしてきました。新チームになってすぐに平野直樹監督と一人ひとり個人面談をしたのですが、その際にキャプテンは誰が良いかを確認されました。その結果、『皆が久我を指名しているけど、どう思う』と聞かれたので、すぐに『やります』と答えました。僕自身も履正社の中心選手として大阪や全国を勝ち抜くためのチーム作りをすれば、自分にとってプラスになると思っていました。チームをプラスに持って行きたいとも思っていたので、怪我をしていたのですが、キャプテンを引き受けました」
Q:怪我をした状態でチームを引っ張る難しさもありますか?
「右足の半月板を手術したので今はピッチ外からチームを支える立場なのですが、外から見える物もたくさんあります。反対に怪我をしたことで頭がクリアになり、サッカーだけでなく人としてどうあるべきか考える余裕も生まれました」
Q:キャプテンになってから意識していることを教えてください。
「今はサッカー面でチームを引っ張れないので、そこは副キャプテンの榮(龍生)クンに任せています。僕は返事や挨拶など、人として当たり前のことができるようチームメイトに伝えることを意識しています。時には厳しいことも言わなければダメですが、キャプテンは嫌われ役だと思っています。勝つために何ができるか、チームの勝利を常に考えるのがキャプテンの仕事なので、面倒くさいことや大変なことでも何でもやります」
Q:キャプテンをやっていて嬉しい瞬間は?
「チームが勝った時が一番嬉しいのですが、全員がミーティングで話し合った課題が解決したり、ウォーミングアップの雰囲気が良くなった瞬間も嬉しい。ピッチの外からチームを見ていたら余計に変化が分かるので、口酸っぱく言って良かったなって感じます」
Q:2年連続で全国大会から遠ざかっていますが、全国に行くためのポイントは?
「1年生の頃から平野監督に言われている『ちょっとしたことこそ、ちゃんとやる』という言葉を大事にしたい。サッカーでも人としての部分でも、ちゃんとできたら全国に出られる。先生みたいなことを言うかもしれませんが、社会に出た時も大事なことですし、人としてしっかりしていればチーム力にも繋がると思います。僕は全国で優勝するために履正社に来ました。まずは履正社がこれまで果たせていないベスト8を超えるために頑張ります」
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