2019シーズンの15校目は、茨城の強豪として知られる鹿島学園高校サッカー部!
強豪を引っ張るキャプテンは、どんな苦労をしてきたのか。取材協力してくれたのは、チームをまとめる豊島朱凌選手!

豊島 朱凌
■ポジション:DF(右SB)
■学年:2年
■身長/体重:174cm/68kg
■出身チーム:クリアージュFC(東京)
■自分の見てほしいプレー:「声、守備の1対1、ヘディング、ロングキックの精度、ラインコントロール」

Q:どのような経緯でキャプテンに選ばれましたか?
「元々、自分はクリアージュでキャプテンが怪我していたために、その代理みたいなことをやっていました。それで高校入ってから、鹿島学園は名門ですし、やりたいなと。その中で、中学校時代から変わらずのプレーだったり、掛ける声を続けていたらコーチ陣、監督が良く思ってくれて1年の時にキャプテンに決まりました」

Q:実際に名門のキャプテンになってみて。
「背負うものを重く感じることもありますし、チームの先頭に立つ人間として見られる訳ですから、普段からだらし無い行動とか、突っ込まれる行動とかしないように気をつけています」

Q:キャプテンをしていて難しいなと思うことは?
「人数が少ないとは言え、色々な個性、選手がいるので、それぞれの選手に合わせないといけない。プライドの高い選手に強く言い過ぎると喧嘩になってしまうから、プライドの高い選手には褒める言葉を多くして『もっとこうした方がいいんじゃない』と言ったり、フザケている選手にはガツンと言ったり。そういう選手こそメンタル強いのでガツガツ言ったりしています」

Q:普段から人に言える方?
「言いますね。普段から仲良い人にも言えるような関係は築けているので、チームのみんなにも感謝したいです」

Q:1年から学年リーダーをしてきたことがプラスに。
「1年の時からそういうキャラで来たので、みんなも言われても仕方ないという感じですね。逆に、フザケたりすると『オマエどうなの』と突っ込まれたりする。だから突っ込まれないようにやっていかないといけない」

Q:キャプテンをやっていて楽しいことは?
「新人戦で自分が怪我とかして最後の最後で途中交代してしまったのですが、逆転勝利してくれて、みんな自分のところに来てくれて『オマエがキャプテンで良かったよ』と言われた時はやっていて良かったなと思いました」

Q:意識するリーダーはいる?
「中澤佑二選手ですね。聞いた話では年齢が上になっても練習の1時間前にグラウンドに行ってストレッチしたり、意識の高さ、背中で戦う姿勢とか......人それぞれだと思うんですけれども、中澤選手のように、自分も見えないところでの姿勢や背中で引っ張れる選手になりたい」

Q:監督、コーチから求められる部分は?
「言われるのは『自分で考えて行動しろ』とかですかね。コーチ陣に言われてやるのではなくて、高校生なんだし、監督、コーチがいなくても練習を始めるとか自立するというところですね」

Q:キャプテンをやったことでプラスアルファを感じることは?
「監督からは高校だけでなく、社会に出てからのことも言われています。キャプテンをやらせて頂くことでコミュニケーションを多く取ることも増えましたし、そういうことに関しては将来社会人になっても大事なことだと思いますし、態度とか明るい性格とか大事なことを学ぶことができていると思います」

Q:これまで最も悩んだことは?
「元々自分たちの学年に22人いて、1人辞めてまた1人新しいFW(房安累)が入ってくる時に、ウチのFWの2人がちょっとプライド高くて、しかも青森山田から来るとなってライバル心が強すぎて人間関係が崩れるんじゃないかと心配でした。でも、今は上手くやれています」

Q:目標を教えてください。
「個人としては大学も見据えて、いい大学に行けるように頑張っていきたい。そして、チームとしては去年成し遂げられなかった5冠、(新人戦は取ったので)あと4冠取れるように頑張っていきたいです」

「今、みんなにおすすめの記事」


「あるある」の人気記事


「キャプテンはつらいよ」の人気記事


「なんで選んだの?」の人気記事

「興國」の関連記事


「寮生の一日」の人気記事


「青春の涙」の人気記事


「マネージャー」の人気記事