2019シーズンの19校目の取材は、愛知の強豪・中京大中京高校サッカー部！
強豪を引っ張るキャプテンは、どんな苦労をしてきたのか。取材協力してくれたのは、チームをまとめる山口輝キャプテン！


山口 輝
■ポジション：DF
■学年：新3年
■身長/体重：175cm/68kg
■出身チーム：VIDA FC HOTTS（愛知）
■自分の見てほしいプレー：「自分はキャプテンをやっていることもあって、しっかり声を出してチームを盛り上げていくこと、そして足の速さと身体の強さには自信があるので、1対1の守備にも自信があります。ナポリのクリバリ選手のような身体をしっかり入れてディフェンスをする選手に憧れますね。ビルドアップが苦手なので、今後はそこでも貢献できるようにしたいです」

☆どうやってキャプテンに就任したのかなど、前編はこちら！

Q:今のチームはどんな分けられ方をしているのですか。
「今はファースト、セカンド、サードに分かれています。今は3年生が抜けているので各チーム20名前後ですけど、新1年生が入ってくれば30人ずつぐらいにはなると思います」

Q:3チーム間の競争は激しいですか。
「激しいです。けっこう入れ替わりもありますし、特に長期休みになると遠征も増えるので、そこで調子が良ければ上にあがるチャンスも増えます。選手としては機会があるなと感じてやれていますね」

Q:これからのチームですが、2019年の目標はありますか。
「本当は監督ともチームとも話していたのが"愛知の三冠を奪還する"だったんです。新人戦とインターハイ、選手権予選を全部取るというのは、去年が全部落としていて一昨年は全部取っていたので"奪還"という感じで言っていたんですが、さっそく一つ落としてしまったので。何とかインターハイと選手権は全国に出て、特に選手権では全国でも良いところまで勝ち進みたいです。ベスト4とか、いきたいなというのは自分たちの目標としてあります」



Q:そのために今季のチームはどんなサッカーをしますか。
「ポゼッションサッカーですね。みんなもやりたいし、監督もそれを考えています。徐々に取り入れてきて今はだいぶ良い感じにできるようになってきました」

Q:これまでは少し違うイメージだったのですか？
「ポゼッションというのはあったんですが、公式戦などの負けられない試合ではどうしても蹴ってしまっていたところがありました。結局、そこでは自分たちのサッカーをできなくて、というのがあったので、僕たち新3年で話し合って『今年はそうなりたくない。ミスを恐れずにもっとしっかりポゼッションをしていこう』と決めました」

Q:では、なおさらに自分の苦手である...
「そうです(笑)。そもそも僕は技術が低いと思っているので、そこで止める蹴るの技術もそうですし、それ以上に判断があまり良くないと感じています。パスをどこに出すか、そして相手が足を出してきているのに止めずに蹴ってしまうというところがよくあります。直したいです、何とか」

Q:ポゼッションスタイルに対するチームメイト全体の反応は良いのですか。
「それは良いですね。練習の中で8対4とかをやって切り替えを速めたり、ポゼッションを練習に取り入れて反復練習で良くなってきてると思います」



Q:ただ自分はセンターバックとしてのプレーも主張していきたいのでは。
「はい。いま、実はセンターバックの2枠を3人で争っているのですが、他の二人はポゼッションで勝負できるんです。僕ももちろんそこは上げていきたいですが、他の二人にない守備での強みを見せたいですし、守備でミスなくプレーをして、なおかつ攻撃でも貢献度を少しずつ上げていきたいと思っています。今は攻撃で貢献できないぶん、しっかり守備で身体を張りたいですし、チームを盛り上げていくところを意識しています」

Q:まだこれからが本格的なキャプテン業ですが、自分に期待するところはありますか。
「そうですね...みんなの前では恥ずかしくて言えないですけど、このシーズンが終わった時に、『キャプテンが輝で良かった』って言われるようにしたいですね。もちろん勝ちたいですし、結果を残したいですけど、勝ち負けに関わらずキャプテンが僕で良かったって言われるように、チームのために頑張っていきたいです」

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