2019シーズンの35校目の取材は、大阪の強豪・関西大学第一高校サッカー部!
熊本の名門校を引っ張るキャプテンは、どんな苦労をしてきたのか。取材協力してくれたのは、チームをまとめる黒田翔太キャプテン!

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黒田 翔太
■ポジション:DF
■学年:3年
■身長/体重:170cm/62kg
■出身チーム:大阪市ジュネッスFC(大阪)
■自分の見てほしいプレー:周囲への声掛けと1対1

Q:キャプテンになった経緯を教えてください。
「昨年の11月に新チームが立ち上がったタイミングで、副キャプテンになった4人と一緒に集められ、芝中監督から『キャプテンは黒田で考えている』と伝えられました。1年生の頃から学年のまとめ役をしていたので、自分が任されるかなと思ってはいました。いざ指名されるとプレッシャーを感じましたが引き受けさせて頂きました」

Q:キャプテンになってから意識していることはありますか?
「自分は上手くいかないことがあると全てを自分のせいにしてしまうことがあります。1個上と2個上のキャプテンから、『背負い過ぎるな』と言われたので、なるべく気をつけるようにはしています。皆に助けてもらっています」

Q:キャプテンになってから背負いこむ時期はありましたか?
「新チームになる前から怪我をしていて、4か月くらいはサッカーができずにいました。外から観る機会が多く練習の雰囲気が悪かった時は、芝中監督に『お前が良くない雰囲気に気付かないとダメだ』と言われたりもしました。外から見ている状況で気付けないのに、自分が復帰すれば自分のプレーで精いっぱいになる。これから、どうなるんだという不安がありましたし、周りが試合に出ていることに対する悔しさもありました」

Q:復帰してからはどんな想いでサッカーに取り組んでいますか?
「チームの雰囲気が良くない時は、自分が誰よりも熱く戦い、チームが良い雰囲気の時は冷静にやろうと思っています」

Q:大変だと思う瞬間を教えてください。
「今はインターハイ出場を決めたので良い雰囲気を保てていますが、リーグ戦は2連敗して、このまま負け続けるんじゃないかと思ったりもしました。皆の前では気持ちが沈まないようにしているのですが、一人になるとだいぶ落ち込んだりします。ただ、そういう時は父が気さくに話してくれます。空気読んだ上で普段通り話してくれているのか、マジで空気読まずに話しかけてくれているのか謎ですが(笑)、かなり助かっています」

Q:やっていて良かったと思う瞬間はどんな時ですか?
「インターハイ予選で試合に勝った時などは、チームメイトや応援団が僕の所に寄ってきてくれる。一緒に喜んでいる時は苦しくてもやっていて良かったなと思えます」

Q:最後にインターハイへの意気込みを聞かせてください
「大阪予選の時から『自分たちが一番弱い』と思って試合に挑んでいます。僕たちは、チャレンジャー。何も失う物はありません。どこよりも一番走って、一番戦って、一番しんどいことをして、優勝したいです」

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