インターハイにも出場する名門を引っ張るキャプテンは、どんな苦労をしてきたのか。取材協力してくれたのは、浦和レッズ入りが内定しているチームをまとめる武田英寿キャプテン!

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武田 英寿
■ポジション:MF
■学年:3年
■身長/体重:175cm/63kg
■出身チーム:青森山田中(青森)
■自分の見て欲しいプレー:巧みなボールさばきと広い視野

Q:キャプテンになった経緯は?
「自分がこの学年のリーダーとしてやってきたので、今年1月の選手権後、新チームが立ち上がってからそのままキャプテンになりました」

Q:中学から青森山田で過ごしていますが、宮城からここへきて成長したことは?
「まずは、親元を離れて自分で生活(寮)しなければならないので、それまで親にやってもらっていたことを自分でやることで、感謝の気持ちを持てるようになりました。また、雪国なので冬は雪中サッカーで心身ともに鍛えられました。中学入学から今までの5年間、厳しい環境の中でやってきたということが糧になり自信にもなります。そういう面では、他のチームよりも有利に成長できると感じています」

Q:影響を受けた先輩はいますか?
「1学年上の天笠泰輝さん。非常に努力家で、周りにも意見を言える人。選手権でのプレーを見ていても、チームに欠かせない選手だと思いました」

Q:お手本にしたいキャプテン像は?
「昨年の檀崎竜孔(J1札幌)さんです。得点だけではなく、私生活でもチームを引っ張ってくれていました。自分自身に対しても相当厳しい人で、お手本になる人です」

Q:青森山田に入ってから、挫折など何かを乗り越えたエピソードがあれば教えてください。
「高1の頃は全く試合に絡めず、同世代で先に出ている人がいて、正直悔しかったです。Aチームにもほとんど絡むことがなく、2年生のはじめまでプリンスリーグでプレーしていました。去年の夏あたりにプレミアリーグの市船(市立船橋)戦でスタメンに入って、その後のインターハイにも出させてもらい、Aチームでプレーできるようになりました。あの悔しさが糧になったと思います」

Q:普段の練習でキャプテンとして意識していることは?
「チームを引っ張ることは勿論ですが、チームを勝たせるためにゴールを決めることが必要だと思います。全体練習後も、自主練習でシュート練習などを行っています」

Q:日本高校選抜欧州遠征選抜を経験して。
「代表にはまだ1回しか呼ばれていませんが、プロの選手もいて、(サッカー面で)日頃どんなことをしているかなど様々な話を聞いて刺激を受けました」

Q:浦和レッズへの内定について。
「決めさせて頂くことができ、嬉しく思います。浦和レッズという素晴らしいチームで、試合に出て貢献し活躍することにより、代表入りできる選手になりたいと思っています」

Q: インターハイへの意気込み。
「最近はインターハイで結果を残せていません。沖縄では暑く厳しい戦いになると思いますが、全員でハードワークして勝ちにいきたいです」

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